用途に合った汎用プログラムがない場合の対処法

2020年2月26日

前回の記事で、webプログラムの選択方法についてお話いたしましたが、今回は選択する該当プログラムが見当たらない場合、どうすればよいかのお話です。

需要の高いプログラムは、汎用CMSとして世に出ていますが、それほどの需要がないプログラムは汎用CMSとしては出ていません。
どうすればよいのでしょうか?

 

無いものは作る

独自仕様のwebプログラム、プログラムカスタマイズが必要なケースがあります。
例えば施設の予約状況案内であったり、不動産の情報案内など、仕様が会社、店舗ごとに異なる場合は、汎用CMSでは対応できません。

そこで2つの方策が考えられます。

【1】汎用CMSを改造する

【2】独自でプログラム制作を行う

汎用CMSとは、ワードプレスや、EC-CUBEなどのことです。
0からプログラムを制作することが困難な場合は、既存のものを利用することになります。
ただし、あまりにも用途とかけ離れすぎている場合、かえって複雑になり利便性の欠如、メンテナンスの複雑化などのリスクが発生します。

独自プログラム制作は、独自仕様に対応することが前提であるため、利便性、メンテナンス性は高い反面、独自プログラムに対応できるホームページ屋は極端に少なく、どっちかといえばソフトウェア制作会社の範疇になります。

 

作れないならば、制作を依頼する

独自プログラムは、少なくともSEやプログラマーの業務経験がないと、お金をいただけるプログラム制作は難しいです。

なぜならば、プログラムは仕様書と設計図が一番大事であり、仕様書、設計図を描く技術が求められるからです。

例えば、プログラム設計段階で、プログラムの矛盾点や無理のある部分を検出し、設計図の修正を行わなければならないのですが、この作業はプログラマーとしての経験がなければ、何が矛盾点なのか?どこに無理があるのか?がわかりません。

独自プログラム制作は非常に難易度の高い作業なのです。

自力で要求仕様を満たすことができない場合は、外注も視野に入れることが必要です。

 

予算の壁を突破する

独自プログラムは、難易度の高い技術が必要な分、供給が少なく費用が高騰します。
そのため、ホームページ制作の費用とは別の費用が発生します。

ソフトウェア開発会社に依頼すれば、最低新車1台分以上はかかります。
予算の壁に当たってしまったら、妥協点を見つけることが肝要です。

  • 本当に必要な機能なのか?
  • 分割納品にして、予算を複数年で計上できないか?
  • ソフトウェア開発会社でなく、ホームページ屋で対応できるところはないか?

検討項目は無数にあります。
webプログラムとは利便性の高い反面、想像以上に高額なものなのです。

用途に合うプログラムが見当たらない場合は、まずは「相談」から始めるのが賢明です。

続きはまた次回。

 


本日のまとめ

  • 用途に合う汎用CMSがない場合は独自プログラム制作をおこなう。
  • 自力制作が困難な場合は、制作できるところに依頼する。
  • プログラム制作は想像以上に高額費用がかかる。

 

 

今回のレポートは以上です。
読んでいただいてありがとうございました。


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