馬鹿にされるアイディアほど金脈が埋蔵している。

 仕事や社交の場でアイディアを提示し、突拍子もないことなど周囲から「無理無理」と却下された経験が誰しも1度はあるかと思います。

大抵の場合は、却下されてそれで終わりなのですが、ビジネスの場合だと却下されたアイディアにこそ、深く掘り下げる価値があります。

大抵のアイディアは既に人様が思いついています。

 秀逸なアイディアとはオンリーワンであることが肝要です。
オンリーワンであるからこそ、アイディアとして価値があるのです。

しかしながら情報化の昨今、これはすごいと思ったアイディアでも、ネットで調べてみると既に商品化、サービス化されていたりします。

ひらめいたことでも、大抵誰かが先に思いついています。
アイディアとは、誰も思いついていないからこそ価値があるのです。

秀逸なアイディアほど共感が得られない

 会議等で提案したアイディアを、頭ごなしに「それ無理」と言われることがよくあります。ところが本当に有能な方ほど、その否定されたアイディアをじっくりと観察されます。

なぜならば、会議で大半の方が即賛成するアイディアとは「誰しもが既に思いついている」アイディアだからです。既に商品化、サービス化されてしまっているアイディアは価値が低く、二番煎じならまだしも、百番、二百番煎じではまったくもって無価値です。

逆に10人いてそのほとんどの方が否定したアイディアは、世間一般の方も無理だと思っている可能性があります。つまりオンリーワン・アイディアであると考えることができます。

誰しもが無理と考えているからこそ、その時点でオンリーワンである可能性が高いのです。

有能な方は、全否定されるアイディアはオンリーワンの可能性が高いことを知っているからこそ、そのアイディアを観察するのです。

優秀なアイディアとは非常識なもの

 アイディアを思いついたときに、常識目線で見て否定できるかどうかで、オンリーワン度を測ることができます。

常識的に否定できるアイディアであるならば、次に勝算を含めた常識を覆す材料を揃えます。それが説得力になります。

念のために、ネットでまだ世の中に存在していないアイディアであるかどうかも調べておきます。その上で会議で提案し、初見で大方否定されれば手ごたえがあるというものです。

あとは、事前に用意しておいた「材料」で説得することができれば、本当に秀逸なアイディアが誕生します。

アイディアは1パーセントのひらめきと99パーセントの努力

 かの有名な偉人のお言葉ですが、アイディアとはまさに一瞬のひらめきを努力で実現することです。

オンリーワンの優れたアイディアであっても、会議で説得できなければ会社として採用されない埋もれたアイディアで終わります。

また、採用されたとしてもその後の努力を怠っては、他社に先を越されたりなど苦汁を味わうことになります。

アイディアとは、思いついた後の「努力」という実行力があって初めて金脈に変化するのです。

そして、1パーセントのひらめきという馬鹿なアイディアを提案できる人材がいなければ、そもそも何も始まらないのです。

今回のレポートは以上です。
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