「売る」を「売れる」に変える方法(1)

前回の記事で、「売る」を実践して失敗をした体験についてお話いたしました。
今回は、「売る」の何がいけないかについて解説してまいります。

 

「商売=人様の役に立つこと」であること

商売はお金を稼ぐこと。
それ自体は間違いではありません。
ではなにがいけないのでしょう?

マーケティングの側面から考えてみましょう。
お客様が商品や、商材を購入される動機は「自分のため」です。
販売者のために買うということはありません。

「売る」とは、販売者が自分のために行うことです。
「買う」とは、消費者が自分のために行うことです。

自己中心な考え方は、すぐに敬遠されてしまいます。
逆に人様のために尽力する姿は、称賛を得ます。

お客様に敬遠されてしまっては、一生「売れません」。
お客様の為に尽力するからこそ、「売れる」ようになるのです。

 

宣伝も人様の役に立ってこそ情報としての価値が生まれる

宣伝において、名前を知っていただくことは重要ですが、名前だけだとお客様の記憶に残りません。なぜだかわかりますでしょうか?

自身に当てはめてみるとよくわかります。
人の脳は、興味の湧いたことについては記憶しますが、一時的な情報は記憶から消えます。
だから闇雲に社名を連呼しても、お客様の記憶に残らなかったのです。

宣伝は、お客様の記憶に残らなくては次に生かせません。
記憶に残るためには、「興味」という情報を提供しなければならないのです。

 

商売の成功者の格言には絶対にない一言

商売をさせていただくときに、どうしてもお金の話は必要になります。
ただ、お金がすべてになってしまうと「売る」だけになってしまいます。

年を重ね、「売る」と「売れる」の違いがぼんやりとですが、理解できるようになりました。
商売の偉人のお言葉には、多大な感銘を受けることが多くございます。

例えば、
「お客様は神様と思え」
「商売は感動を与えること」
など一度は耳にされた格言があるかと思います。

そのいずれも、次の言葉はありません。
「商売は金もうけのためにある」

大義のないところに成長なし。
収入は結果であって目的ではない。
この考えが実感できるようになって、初めて商売のスタートラインに立てたのかもしれません。

次回は、もう少し具体的な解説をいたします。
続きはまた次回。

今回のレポートは以上です。
読んでいただいてありがとうございました。


ホームページに関するお悩み事やご相談事がございましたら私どもまでご連絡ください。 鋭意ご対応申し上げます。
ホームページのご提案もさせていただいております