ホームページで言うは易し、ホームページでの説得力は難し。
webマーケティングの目的は、主に売り上げ向上です。ただビジネスホームページの根底にあるものは、「説得力向上」です。
ホームページに説得力なんているの?
と思われるかもしれませんが、絶対に必要です。
例えば喫茶店の宣伝をするものとして、説得力のない文章・説得力のある文章を比較すると明暗がくっきり分かれます。
(1)名物コーヒーが自慢の○○喫茶店。
(2)3万人が「旨い!」と唸った名物コーヒー。○○喫茶店。
1回は味わってみたいと感じるのは、どちらでしょうか?
このように、文章に説得力を盛り込むと効果が出やすくなるのです。
(説得力の例文ですので、実際に3万人の方の感想がない場合は嘘になるのでご注意を。)
説得力とはおおむね実績にも続くもの
上記の文章では(2)のほうが気になられたのではないでしょうか?
(2)のキャッチコピーは、実績が盛り込まれたことで、説得力が増したため引き立つのです。
これは、共感と安心の心理が働くことによるものです。
つまり、3万人の方が利用されている安心感と、それらの方が旨いと言われたことで自分が共感するためです。未体験者の心理をくすぐる表現なのです。
このケースでのお店の独自性・特色は「名物コーヒー」ですが、それだけだと見込みのお客様に伝わりにくいことがあります。
だからこそ説得力を加えて、より引き立たせるのです。
ビジネスホームページでは、「実績」というものは何よりも説得力を生み出すコンテンツなのです。
ただ、実績だけが説得力ではありません。
例えば新規オープンのお店の場合は、実績がゼロです。
その場合はどうすればよいのでしょうか?
実績以外の説得力
ホームページ制作をさせていただくと様々なご要望をお伺いすることがございます。以前「○○企業のテレビCMのようにしてほしい」というようなご要望がありました。
しかし、ホームページとテレビCMは対極にある存在です。
双方に良い面、悪い面があり、現在の広告手法では互いの弱点を補う間柄です。
お客様は当然そのようなことを知る由もないための要望だと考え、以下のことを説明いたしました。
テレビCMには主に以下のような特色があります。
・即効性がある(知名度向上が早い)
・かなりの資金が必要
・サービスの具体的内容を説明するのが難しい
それに対しビジネスホームページの特色です。
・知名度が上がるまで時間がかかる
・ある程度の資金が必要
・具体的内容を説明することに特化している
ホームページをテレビCMのように作るということは、ビジネスホームページの長所がなくなるということです。
この場合の意図としては、デザイン面、ビジュアル面に関してのことであろうと考え、ホームページでCM動画しか流さないのは愚策であることを説明し、ホームページの長所を最大限に生かす提案をいたしました。
実績以外で説得力を出すとはかなり難しいことです。
特に商品・サービスの良さが伝わりにくいものであるならばなおさらです。
しかし、解りにくいことをわかりやすくすることも、説得力なのです。
無論それだけではありません。じっくりと思案すれば、説得力をだす方法はたくさんあります。
ビジネスホームページには説得力が不可欠
商売でのホームページでサービスを唄うことは、ある意味お客様に対しての「マニフェスト」と言えます。ただ、商売でのマニフェストは「絵に描いた餅」です。本物の餅にしなければ、お客様には響かないのです。
説得力のある文章を意識して書くことをおススメいたします。