「わからない」「できない」事ほど自力解決を実践する

2020年2月26日

 社員が多数おられる会社であれば、担当者を任命し作業を分担することが容易にできます。しかし小規模経営ではそんな余裕はありません。
できることは自分でやる。それが小規模経営のスタンスです。

小規模事業者がビジネスホームページを構築する場合、自力でできる部分・できない部分が出てきます。資金があれば業者に依頼することもできますが、そうでない場合は自力で何とかしなければなりません。

ただその時に、「わからない」「できない」の壁に当たったら、そのまま放置してませんか?

放置すると当然、問題を解決することはおろか、計画にも支障がでます。
なによりせっかくの経験のチャンスを逃していることがもったいないです。

人は大抵のことは理解できます。自分で理解できないと思い込んでいるだけなのです。

 ホームページを自作しようと思ったときに、まずつまずくのが「ホームページの作り方」です。

HTMLって何?サーバーって何?FTPって何?
と知らない言葉が渦になって押し寄せます。

そんなときつい思ってしまうのです。
「自分の専門分野外だからできなくて当然。だから放置しても仕方ない。」と。

今の自分にはできないことを自覚することは大事です。
できないことを知ることから、習得は始まるのですから。

ただ、できないことを理由にやらないことがいけないのです。
やらない理由を見つけて、何も行動しなくなると本当にできなくなります。

だからこそ、こう思うようにするのです。
自分の専門分野外だからできなくて当然。だからできる方法を考えよう。

どのような事柄にも上には、上がいます。
並大抵の努力では上の方に追いつけません。

だから、考え方を変えるのです。
専門外の分野に挑戦する理由は、上の方に追いつくためではありません。
仕事・業務の目的を達成するために挑戦しているのだと。

下手でも、目的を達成できれば実績です。
小規模事業であれば、まず自分でやることを優先します。
大丈夫です。やってみれば意外とできるものです。

困難な事柄を完遂させる「分割実践法」

 大量の仕事を一度にやろうとすると、誰でもパニックになり、何から手を付けたらよいかわからなくなり、結局何もできません。

そんな時は、「分割実践法」で対処します。

分割実践法とは、大量のやるべきことを、関連性の高いものをグループ分け・分割し、優先順位の高いものから順次実践してゆく作業方法です。

大量のことを一度にはできませんが、少量のことであれば誰でもできます。
少量の仕事を大量にこなせば、結果的に大量の仕事をこなすことができます。

大事なことは、できる方法を考え実践することです。
決してできない理由を模索しないことです。

一度できれば自信が付きます。
二度できれば実力が付きます。
三度できれば実績が付きます。

できる方法を考えることで、できないことが格段に少なくなるのです。

出来る喜びを知る。

 私はプログラマーをしていた頃、プログラムを設計し制作・納品するまでが仕事でした。プログラムの世界は考え方が千差万別で、正解は自分で探すしかない作業です。どう実現すればよいかわからない仕様も、試行錯誤でアルゴリズム(プログラム設計の道筋)を作り出し、実際に動いたときは何とも言えない喜びを感じます。

人は、自分にとって困難な課題をクリアできると、強い喜びを感じることができるのです。

無論そのような体験は、誰しも経験のあることです。
仕事ができる人ほど、できる喜びの体験が多いのではないでしょうか?

ビジネスホームページを作るとは、わからないこと・できないことに挑戦することにほかなりません。

挑戦された方のみ成功の切符を手にすることができるのです。

今回のレポートは以上です。
読んでいただいてありがとうございました。


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