重いホームページと軽いホームページ
最近の検索サイトは、様々な項目を総合的に判断し、検索順位を決定しているといわれています。
具体的にどの項目を判断しているのかは秘匿されています。
ただ、検索サイトが推奨している項目は、+ポイントがあると判断されます。
その推奨項目の中に、「高速表示」というものがあります。
つまり重たいサイトは敬遠され、軽いサイトが優遇されるというものです。
本日は、ホームページを軽くすることについて考えたいと思います。
重たいサイトとはそもそもどういうことか?
重たいとは、表示されるまで時間がかかるというのが、少し前までの概念ですが、今は若干違います。スマホでホームページを閲覧することが当たり前となり、高速通信も普及しており、そもそも「表示が遅い」という現象が発生しにくくなっています。
つまり、検索サイトの定義する重いとは、「パケットを大量に使うホームページ」と解釈することができます。パケットを一瞬で使い切るようなホームページは速くても敬遠されやすくなるというものです。
そこで、パケットを消費しにくいホームページが有用になってきます。
ホームページの何が重たいのか?
ズバリ、「画像データ」です。
デザインや、写真など画像データでしか表現できないものはあります。
画像データは、情報を伝えるためにはとても重要な要素です。
ただ、装飾のための画像データを最小限にしておかないと、検索サイトが敬遠する可能性があります。特にスマホで閲覧することを前提としているホームページは、軽くしなければなりません。
ホームページを早くするとは、画像データを如何に少なくするか?ということともいえるのです。
くしくも、現在は、ホームページ黎明期と同じ考え方に回帰
インターネット黎明期は一番早い通信がISDNで、今と比べて極端に通信速度が遅いものでした。
1ページ表示されるのに数分かかったりなど今では信じられないようなことが「通常」でした。
当時のホームページには、「軽さ」が求められていました。
規定された「容量」の中でホームページを組むことが重要で、「美しさよりも速さ」が優先されていました。
その後高速通信の登場により、この考え方は薄れていきましたが、近年スマートホンの普及と、通信会社のパケット通信容量の限界現象により、再び「軽いホームページ」が求められるようになってきました。
ただ、ホームページに「美しさ」も求められる時代に、20年前のホームページは受け入れられません。
だからこそ、20年前のホームページを軽くする技術と、現代の美しく作る技術を融合させる必要が出てきたのです。
次回より、「美しく軽く」を解説してゆきます。
本日のまとめ
- 最近の検索サイトは、「軽い」ホームページを推奨している
- ホームページを重くするのは「画像」データ
- 昔の「軽量化技術」と現代の「装飾技術」の融合が大事