水平撮影を上手くやるコツ。
撮影技術は覚えきれないぐらい沢山ありますが、基本は数えるほどしかありません。その最たるものが、縦横まっすぐ撮影です。
たったこれだけで、驚くほど写真がきれいになります。
ただ、わかってはいるものの、上手くいかないのがカメラです。
かくいう私も、左右対称のシンメトリー構図で撮ろうとすると、たいてい角度が傾いてしまい、残念な写真になります。
今回は、なぜ写真が傾くのか考察してみました。
何の気なしに撮影した写真ですが、ちょっと傾いています。
今回は砺波市の千光寺を撮影してみました。
ファインダーで水平を意識して撮ったのですが、何か右が下がっている感じがします。
いったい何がいけないのでしょうか?
原因は目測の感覚ズレと手のブレ
この場合の原因は目測の誤りです。
どういうことかというと、ファインダーを覗いて水平だと思っていても、ずれている状態です。
私のカメラのファインダーには、グリッド線が無いため、目測で水平を判断しています。ただ、経験値が足りないため、感覚ズレを起こしているのです。
また、シャッター押したときの反動で少し傾くこともあります。
ファインダーをのぞいた時は水平でも、シャッターを押した瞬間に傾く現象です。
原因は経験不足
ファインダーをのぞいた時に、どのような状態が水平なのかを感じることが大事なのですが、私はまだ経験不足で水平感覚が足りていません。
よくファインダーの四隅の縦と横の線を意識するというものがあります。
ただ、私の場合は、屋根や、壁などの線が水平かどうかで判断しがちです。
カメラというものは、どうしても歪曲してしまう部分があります。
なので、ファインダー越しだと実物は水平でも歪曲してしまうことがあります。
こればっかりは、場数を踏んで経験値を上げるしかありません。
被写体を正面から撮ることもズレないための方法
次の写真は一見水平ですが、若干ずれています。
何かまっすぐな感じがしますが、ずれています。
これは被写体に対し、斜めからシンメトリー撮影をしたためです。
被写体に対し、まっすぐ正面から撮れば、ずれがなくなります。
これらを意識して撮影してみました。
微妙なずれがなくなるだけで、引き締まった写真になります。
うまく撮れない私が、どうやって水平に撮ったかわかりますでしょうか?
水平に撮影できた方法
ズバリ、何枚も撮影しました。
具体的には1枚撮影するごとに、プレビュー画面でずれをチェックし、ずれていたら、再度撮影しました。
それを何度も繰り返しました。
ある意味力業です。
でも、経験不足を補うには、納得のいくまで何度も撮ることが肝要です。
水平に撮るコツをまとめると、以下のようになります。
- 被写体に対しまっすぐ正面から撮る
- 中央部分の水平・垂直を意識する
- 撮影した後チェックし納得のいくまで繰り返す
水平に撮影するための経験を積めば、写真が楽しくなります。
歴史的建物は、シンメトリー構図が美しく撮れます。
そのためには、水平撮影になれる必要があります。
そういったことを意識しながら、撮影しました。
撮影技術に関する記事を以下にまとめています。
またご参考になれば幸いです。