構図を意識しながら街歩き撮影
印象に残る写真は、露出、コントラスト、ボケ具合など様々な要素があります。それでも一番大事なのは構図だと思います。
なぜならば、プロの方の写真をまねして撮影しても、プロのような写真にはなりません。
それは「構図」を頭でしか理解していないためだと思います。
かくいう私も、頭でしか理解できていません。
これを何とかするためには、実際に撮影して腕を磨くしかありません。
ということで今回は高岡市の「千本格子の家並み」を撮影しました。
今回の撮影スポットはこちら
今回の撮影スポットは「千本格子の家並み」です。
古い町並みで、格子戸の家が多い特色があります。
観光スポットにもなっています。
金屋緑地公園の駐車場に止め、100mほど歩くと家並みがあります。
高岡市は鋳造の町で、市内に銅像が多くあります。
この公園にも二宮金次郎の銅像がありました。
まずは1枚撮影しました。
街並みは平凡になりやすく、私もその悩みを抱えています。
工夫しながらなんとか撮った写真がこちらです。
可もなく不可もなくですが、一応構図を意識しています。
それがこちらです。
放射線構図で奥行き感を出しました。
これで青空ならよかったのですが、それは次の機会です。
部分アップで撮影
観光旅行写真は、一部をアップにして撮影する部分アップ撮影が定番です。
「千本格子」の街並みなので、格子を撮ってみました。
パッとしない感じもありますが、一応三角構図で撮りました。
町に並ぶ銅像も撮影スポット
この通りには銅像があり、撮影心をくすぐります。
主役となる被写体が明確になると、撮影しやすくなります。
被写体を真ん中に寄せた日の丸構図ですが、銅像が縦長なので、三分割構図中央寄せといった感じでしょうか。
次の写真は格子と銅像を絡めた写真です。
銅像を中央に置かず、端に配置してみました。
3分割構図を意識しています。
曲線構図
街並み撮影は難しいと思いながらも、練習あるのみと思いながら撮影を続けます。
そんななか、ちょっと変わった形の銅像がありました。
ラジオ体操をしている銅像です。
変わった形に特徴があり、撮影しました。
銅像のラインが曲線を描いているので、曲線構図です。
ちょっとこじつけっぽいですが、一応曲線の流れができています。
曲線放射線構図
この街並みは約300mほどで、すぐに折り返し地点に差し掛かりました。
そこから逆向きに街並みを撮影しました。
放射線構図ですが、曲線構図にも見えます。
いいとこどりで曲線放射線構図です。
構図には「型」がありますが、撮影者の応用でいかようにでも変化するものです。
サンドイッチ構図
壁と壁の間から光が差す構図は、サンドイッチ構図といいます。
ちょうどそんなポイントがありましたので、撮影しました。
中央が少しずれてしまって、おしい感じですが、一応サンドイッチ構図です。
4分割構図
レトロなポストがあり、後ろに格子戸。
絵になるポイントです。
思わず撮影しました。
格子戸をもう少し正面からとらえられれば良かったと思いつつ、4分割構図で撮影しました。
構図は撮影の回数分上手くなる
構図は「センス」と「ひらめき」だと思います。
最初はプロの方の見様見真似ですが、本質は「美しく撮ること」です。
同じ被写体でも、構図を変えることで美しさが変わります。
私はまだまだですが、たくさん写真をとり、構図の腕を上げていきたいと思います。
撮影技術に関する記事を以下にまとめています。
またご参考になれば幸いです。