構造化HTMLの作り方
前回は、HTMLの整理整頓は、検索サイトに好まれるお話をいたしました。
今回は、HTMLの整理整頓術についてお話いたします。
とはいっても、技術的なことはあまり必要ではありません。
思ったより単純なことなのです。
そのホームページ、文章として成り立っていますか?
ホームページにはビジュアル要素があるため、印刷物チラシのような構成になることもしばしばあります。ただ、印刷物と違うのは、ホームページは文章が基本になっているということです。
印刷物は、文字も含めて一枚の「画像」ととらえることができます。
それに対しホームページは、「文章+画像」という構成です。
印刷物は限られた面積の中に情報を詰め込むため、しばしば文章構成を崩すことがあります。
しかし、ホームページでそれをやってしまうと、検索サイトは「文章としておかしい」と判断します。
ビジュアルを優先しすぎて、機械が読めない文章構成になっていませんか?
正しい文章かどうかのチェック方法
ホームページの文章校正が正しいかどうかをチェックする方法があります。
それはHTMLタグをすべて外し、文字だけになったものを上から読んでみるのです。
ちゃんと文章になっていれば正しい構成といえます。
例えば本文と見出しが上下逆であったり、文節の順番が間違っていたりしていませんか?
検索サイトには、ホームページの文章はそのように見えています。
正しく構造化されたHTMLは、タグをすべて取り払い、ワード等にコピーペーストしただけで、ドキュメントとして成り立ちます。(文節等の配置が上から順番にきちんと並んでいる状態になる)
構造化HTMLとは、文章を書くことと同じ
検索サイトが好むHTMLとは、上から下へ文字を読んでいくと、正しい文章として成り立つものです。そのためには、文章の構成を正しく作ることが大事になります。
ホームページを設計する際に、いきなりビジュアルから設計する方法もありますが、これは文章の順番を崩しかねないこともあり、検索サイトに敬遠されやすくなります。
まずは文章を考え、制作したドキュメントをビジュアルに当てはめていくことが大事なのです。
ホームページの見た目は大事ですが、見た目から作った場合、構造化HTMLを構成するのはとても難しくなるのです。
続きはまた次回。
本日のまとめ
- ホームページは文章として成り立っていなければならない
- ホームページのタグを取り払って、上から読んだときに文章として成り立っているものが正しい構造化HTML
- ホームページは文章から考えると、構造化HTMLになりやすい。