Illustratorでガイド線を通常の線にもどす

Illustratorで印刷物を作成する際に、思いのほか活躍するのが「ガイド機能」です。
ガイド線は通常のパス線とは異なり邪魔にならないため、目安となるガイド線を作り、紙面レイアウトに役立ちます。
なので、私は紙面レイアウトの前に、ある程度の枠をガイドで作ります。
ですが、今回次のようなことがありました。
「打ち合わせ用に、ガイド線を印刷したものが必要」
ガイド機能は、画面上では表示されますがそのままだと印刷されません。
確実な方法は、ガイドをパスに再変換することです。
ですがここで疑問がわきます。
ガイドをパスに戻せるの?
ググって調べ、実際にできましたので備忘録として記録いたします。
まずはパスをガイドに変換する方法

まずはおさらいで、パスをガイドに変換する方法です。
といっても、ガイドにしたい図形を作成し、ガイドに変換するだけです。
(1)ガイドにしたい図形を作成する
まずはガイドにしたい図形をパスで作成します。

(2)ガイドに変換します
表示メニュー → ガイド → ガイドを作成 で、パスがガイドに変換されます。


ガイド化したものをパスへ戻す
ガイド化したものをパスへ戻すなら、別レイヤーに元図形を残しておけばよいじゃないか?
と言われそうですが、ずいぶん昔に作った図形で、すでに残っていません。
単純な図形なので、新たに作り直すこともできます。
ですが、せっかくガイドがあるので、これをそのまま図形に戻せれば「正確」です。
というわけで調べたところ、次の方法でできました。
ガイドを選択して、パス変換すればOKです。
(1)変換したいガイドを選択します。
パスに再変換したいガイドを選択します。
もし選択できない場合は、パスのロックを解除します。
(2)ガイドを解除を選択
ガイドを選択したら、表示 → ガイド → ガイドの解除 を選択します。
これで、ガイドがパスに変換されます。


かゆいところに手が届くならば、利便性の高い証

私はIllustratorのパスをガイドに変換した場合、二度とパスに戻せないと思っていました。
その必要もないし特に気にも留めていませんでした。
ですが、いざガイドをパスに戻す必要性が出たときに、「ガイドを逆変換できればいいんだけど」と思いました。頭ではできないだろうと決めつけていましたが、もしガイドの逆変換ができればいいのに。
と考えたのがきっかけで、ググりました。
そしたら、ガイドをパスに変換するやり方がすぐ見つかりました。
ダメもとでも調べてみるものです。
これ無理だろう・・・。
と思うようなことでも、まずやってみる。
それで活路が開けることもあるものです。
今回もためになる出来事でした。
Illustratorに関するトラブル・問題解決の記事を以下にまとめています。
またご参考になれば幸いです。