動物園の檻を撮影テクニックで消してみる。
動物園での撮影は、基本檻越しに撮影します。
「檻」が写ってしまうのは仕方のないところがあります。
でも、動物園で芸術的な写真を撮影しようと思ったら、なんとか檻が写らないようにしたいものです。
今回はググって調べた、檻の写らない撮影テクニックを実践してみました。
今回は「高岡古城公園動物園」へ行って撮影してきました。
この動物園の特色は、入園無料な所です。
撮影の練習にはもってこいの動物園です。
まずは何も考えずに撮影した写真がこちら。
何も考えずに写真を撮ると、こんな感じになります。
檻がハッキリ写りすぎています。
こんな状況で檻を消すには、どのように撮影すればよいのでしょう?
檻を消す撮影方法
カメラ撮影していると、ピンボケで被写体がボケて写ることがあります。
ボケがひどいと、被写体の原形をとどめていません。
以前、月を撮影した時も、1枚目がひどくボケました。
では、さらにボケさせたらどうなるでしょう。
答えは「写らなくなります」
つまり、檻を極限まで前ボケさせて、檻を消すという手法を使って撮影します。
前ボケを意識して撮影してみた写真がこちら
うーん。
被写体にピントは合っていますが、檻がはっきり写っています。
いったい何がいけないのでしょうか?
原因は被写体と檻の距離が近いため檻が前ボケしない
前ボケさせるためには、前ボケ物と被写体との距離が必要です。
檻と被写体の距離が近いと、檻は前ボケしません。
この場合は、被写体が檻の奥にいる所を写すと、織が前ボケしやすくなります。
被写体が奥にいるところを狙って撮影してみました。
檻が前ボケで見えにくくなりました。
それでもまだうっすら写っています。
おさるさんが、もう少し奥へ移動するのを見計らって撮影してみました。
それがこちらの写真です。
ほぼ檻が消えました。
標準レンズを使用していますが、望遠で焦点距離を長くしたことも、檻がボケやすい要因になりました。
この感覚を忘れないように、いろいろな動物を撮影してみました。
他の動物も撮影してみました
羊さんを撮影しました。
ちなみに、柵だけで檻がなかったため、撮りやすかったです。
フラミンゴさんです。
画面左側の檻から撮影していたのですが、檻との距離が近すぎたため、撮影場所を変えて、檻との距離がある位置から撮影しました。
ペンギンさんです。
こちらも檻がなく、撮影しやすかったです。
鹿さんです。
鹿さんの檻は奥行きがあり、奥に移動したところを撮影しました。
上手く檻を消せました。
鳥さんです。
この檻は奥行きが短く、可能な限り奥にいるところを撮影しました。
それでも、ちょっと檻が写っています。
撮影上達への道は実際に撮影をして見ることだと思いました。
ネットで調べると「知識」はすぐに手に入ります。
今回の檻を消す方法も、ネットがあったからすぐに調べることができました。
知識がある状態で撮影しても、結構失敗しました。
実際に撮影して体験することで、知識が技術に変化するのだと実感いたしました。
撮影技術に関する記事を以下にまとめています。
またご参考になれば幸いです。