ホームページターゲットをすぐ言えますか?
ホームページは、誰に見ていただきたいかを意識して作らなければいけません。普段は業者任せだからと意識されることはないかもしれませんが、会社の代表や、ショップのオーナー様が一番認識すべき部分がターゲットです。
ターゲットを知らずにホームページを作ることは、設計図を見ずに住宅を建てるようなものです。まともに完成することはありません。
ホームページを自分で作る場合でも、業者に依頼する場合でも必ず自身でターゲットを見極めておかなければいけないのです。
日本国全国民がターゲットになる商品・サービスは存在しない
例えば、「お米」は一見日本国民をターゲットにできそうに感じますが、実際は違います。
農家の人は自作しているため、お米をわざわざ買うことはありません。
企業・会社で飲食関係でなければ、お米購入のターゲットになりません。
公共関係、スポーツ関係、IT系、土木系など上げればきりがありません。
お米は日本国民が食すものですが、購入となるとターゲットになる方は意外と少ないものなのです。
世帯であれば家事を担う方であったり、一人暮らしの方であったり、「食事の準備」をされる方がターゲットではないでしょうか。
食事の準備をされない方は、お米を買いません。
お米を買わない方に合わせて広告表現を作っても、お米の購入に興味が沸くことはありません。ターゲットを履き違えると全く効果が出ないのです。
このように、どのような商品でも適切なターゲット層が存在しているのです。
ターゲットは細く深く絞ると効果が出やすい
ターゲットを広くとりすぎると、ターゲットの平均像をとらざるを得なくなり、当たり障りのない表現しかできなくなります。
例えば衣類商材で、ターゲットを男女両方に絞ったとします。女性から見た場合、男も着るお洒落でない衣類に見えます。男性からすると女性も着る男らしくない服に見えます。つまり男女ともに中途半端な商品として認識され、誰も買わなくなるのです。
このようなケースでは、男性用と女性用の衣類を取り扱っていたとしても、あえて男性女性それぞれ別ターゲットとして取り扱います。つまり2種類の広告を作る考え方をします。ホームページであれば2サイトつくり、対象ターゲットの方が違和感の無いようにします。
ターゲットは細く深く絞ることで、的が得やすくなるのです。
その結果、お客様にも正しく伝わるようになるのです。
ターゲットとは自社・自店舗のお客様そのもの
商売は需要と供給のバランスで成り立っています。上手な商売とは需要の高い所へ商品を売ることです。需要の高い所こそ、ターゲット層なのです。
需要の低い方へ一生懸命セールスを行っても効果は出ません。
需要の高い方に向かってセールすることこそ、ターゲットを絞るということなのです。
競合他社が多数存在する以上、ほっておいたら売れません。
しかし、やみくもに宣伝しても売れません。
需要の高いターゲットを見極めて、ピンポイントでセールスすることが、成功の必須条件なのです。