Google Site kitをワードプレスに入れたらアナリティクスが二重集計になったお話

2021年3月17日

Googleとワードプレスの相性はよいとよく言われます。
その要因の一つがGoogleとの連携です。

具体的にはGoogleアプリ(アナリティクスやサーチコンソール、アドセンスなど)との連携が容易にできる点です。

最近、Google Site Kitというアプリが推奨されたので、本ブログに導入してみました。

そしたら、アナリティクスが二重集計になり、不正な値で計測を行ってしまいました。

今回はその体験談です。

Google Site kitとは

ワードプレスに、アナリティクスやサーチコンソールなどGoogleアプリとの連係情報を表示します。

アクセスの増減傾向を教えてくれたり、アドセンスと連携していれば、収益状況などを確認することができます。

おのおの直でチェックすれば、あえてワードプレスに入れる必要はありませんが、ぱっと見「現状概略」を知ることができます。

便利といえば便利です。

Site Kitを導入して次の日に異変を感じました

Site Kitの導入自体は、他のプラグイン同様インストールし、「連携するボタン」を押せばそれで完了です。いたって簡単でした。

ただ、次の日に異変を感じました。
それは、

アナリティクスのアクセス数が急激に増えました。

いままでも、一時的に小バズリが起きてアクセスが増えるということもありました。なので、この時は何かの記事がバズったのだと思い、放置しました。

しかし、次の日に決定的な異常を見つけました。
それでアナリティクスが二重集計していることに気づきました。

二重集計すると直帰率が異常に下がります

以前も誤ってアナリティクスを二重集計したことがありました。
なぜわかったかというと、直帰率が異常に低かったためです。

今回も同様に直帰率が下がっていました。

これは、アナリティクスを二重集計するとページアクセス数は2倍になりますが、アクセスしている人数は変わらないためです。

一人当たり1ページしか見ていないはずが、一人当たり2ページ以上見ているように計測され、直帰率が異常に下がるのです。

ちなみに、直帰率について詳しくはこちらの記事で解説しています。
またご参照いただければ幸いです。

原因はSite Kiteアプリが自動でアナリティクス埋め込みコードを設定するため

私は最初、Google Site Kiteは情報の連携だけだと思っていました。
ところがよくよく調べると、アナリティクスの計測コードを自動で埋め込んでくれることがわかりました。

もともと設置していたアナリティクスの計測コードと、Site Kitが自動で設定した埋め込みコードの2つが3日間動いていました…。

ぬか喜びでした…。

ちなみにAMP表示のほうは、Site Kitのアナリティクス計測コードは自動設置されていませんでした。

だから、スマホでの直帰率は低くなっていませんでした。

異変を感じるのは何か現象が起こっている証拠

今回学んだことは「異変」です。
アクセス数が急激増加したことで異変を感じました。

肝心なのは、異変には原因があるということです。
本当にアクセス増加したのであれば、サーチコンソールに増加の要因が現れます。(検索数の増加など)

そこを確認せずに放置していたことで、3日間二重集計に気づけませんでした。

異変を感じることはどなたでもあることだと思います。
大事なのは、その原因をきちんと調べるということを学びました。

今回のレポートは以上です。
読んでいただいてありがとうございました。


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