パンフォーカスって何?わからないので調べてみました。

 私は技術を習得するための重要な要素は「知識習得」と「実践」だと考えます。何事も実際にやってみることで、技術を理解し身に着けることができます。

ただ実践するためには「知識」が必要です。知識がわからずに実践しても、良いのか?悪いのか?すらわからないのでは技術習得はできません。

そこで私は最初にネット等を使って「知識」を知り、撮影に出かけて「実践」を繰り返しながら、カメラについての技術習得を進めています。

そんな中、いつものようにネットで知識を詰め込んでいると「」というキーワードが出てきました。

言葉の響きが良いので記憶に残りますが、パンフォーカスって何?
というのが本音です。

ということで、今回はパンフォーカスについて調べてみました。

パンフォーカスとは一言でいうとF値の数値を大きくして(絞って)撮影すること

 なんだそんなことか。
とあっさり疑問は解決しました。

F値が大きい(絞る)と背景もボケにくくなります。
風景撮影ではよくF値を大きくといいますが、まさにそのような撮影をパンフォーカスといいます。

パンフォーカスで写すとどのようになるか検証してみました。

 知識を詰め込んでみても、実感がわかないので実際に撮影してみました。
ますは背景をボケさせて写した写真です。

1/100 秒。 f/1.4 50 mm ISO100

背景をボケさせて撮るのは一眼レフの醍醐味です。
背景がボケることで、主役の被写体が引き立ちます。

それにたいし、パンフォーカスで撮影した写真がこちらです。

1/50 秒。 f/16 50 mm ISO3200

F値を思いっきり上げてみました。
背景の額縁もはっきり写ります。

ただ、この場合の写真としては1枚目の背景がボケているほうが良いように感じます。

パンフォーカスってどんな時に使うべきなのでしょうか?
いろいろ比較してみました。

背景ボケとパンフォーカスを比較してみました。

今まで撮影したものの中で、背景ボケとパンフォーカスを撮っていたものがありました。

それらを並べて比較してみました。

ケース1:高岡大仏

1/320 秒。 f/3.5 50 mm ISO320 / 1/250 秒。 f/9 50 mm ISO320

左が背景ボケで、右が若干ボケていますがパンフォーカスです。
この場合は背景の写真が大仏様なので、右のパンフォーカスのほうが良い感じに見えます。

ケース2:風景

1/4000 秒。 f/1.4 50 mm ISO100 / 1/80 秒。 f/13 50 mm ISO100

手前の階段がどちらかといえば主役ですが、右のパンフォーカスで背景もくっきり見えているほうが美しく見えます。

このケースでもパンフォーカスのほうが良いように思えます。

ケース3:オブジェ

1/2500 秒。 f/1.4 50 mm ISO100 / 1/80 秒。 f/16 50 mm ISO1000

先日撮影したドラえもん散歩広場です。
パンフォーカスにすると、後ろの銅像もはっきり見えて良いのですが、左の後ろボケのほうが、ドラえもんが引き立って見えます。

この場合は背景ボケのほうが良いように見えます。

背景ボケとパンフォーカスはケースバイケース

こうやって見てみると、パンフォーカスは「何を撮るか?」で持ち味が決まってくる感じがします。

単一のものを撮る場合はF値を小さく(開放)して後ろをボケさせて取り、複数のものを撮影する場合はF値を大きく(絞って)してパンフォーカスにするような感じです。

パンフォーカスの仕組み「被写界深度」についても調べてみました。

 F値が小さいと後ろがボケて、F値が大きいと後ろもくっきり写ります。
これって、何故そうなるのかを調べてみました。

すると「被写界深度の幅」により決まるということがわかりました。
被写界深度って何?
とおもい、さらに調べて図を作成しました。
それがこちらです。

被写界深度が浅い場合(F値が低い:開放)

被写界深度とは上記の図だと「赤枠」の部分を指します。
この赤枠の範囲だけピントが合い、それ以外のエリアはボケます。
F値1.4の場合だと、浅い範囲でしかピントが合いません。

被写界深度が深い場合(F値が高い:絞る)

これに対し、F値が大きいと青色の範囲のピントが合うようになります。
ピントの合う範囲が広がるため、深度が深くなります。

人の目も明るい場合と暗い場合で瞳孔の大きさが変化します。
太陽光の下で本を読む場合と、暗い部屋で読む場合で読みにくさが違うのは、おそらく明るいほうが被写界深度が深くなり読みやすくなるからなのかも知れません。

被写体の前後の距離がある場合はパンフォーカスがきれいに写ります

近いものを単品で撮影する場合は、被写界深度が浅くでもピンボケすることがなく、背景も適度にボケるため美しくなります。

それに対し、遠いものをたくさん撮影する場合は、被写界深度を深くしないと、ピンボケする部分が増えます。

野外撮影する場合は、背景をどうするかでF値を決める必要があります。
例えば建物を撮影する場合は、パンフォーカスのほうが良いですし、建物を背景に自分物を撮影する場合は、背景をぼけさせたほうが良い場合もあります。

今回パンフォーカスについて調べてみて、テクニックのこともそうですが「パンフォーカスの使いどころを自分で考える」ということが大事であると学びました。

1/160 秒。 f/8 28 mm ISO100

↑この写真は手前の船と背景の山の距離があり、パンフォーカスが向いています。

1/80 秒。 f/1.4 50 mm ISO560

↑この場合は傘を主役にしたいため、背景ボケさせたほうが趣がでます。

パンフォーカスの追加どころは自分で考えることが大事です。

撮影技術に関する記事を以下にまとめています。
またご参考になれば幸いです。

撮影技術に関するレポート一覧

今回のレポートは以上です。
読んでいただいてありがとうございました。


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