ホームページ制作 オフィスオバタ

ホームページ制作とは何なのか?

 哲学的なタイトルですが、ホームページ制作とは何でしょう?
ざっとですが、以下のようなことが思い浮かぶかと思います。

  1. ホームページを物理的に作る作業
  2. お客様への情報伝達手段の構築
  3. ビジネスでの目的を達成するための手段の一つ

1の「ホームページを作る」ということはすぐに思い浮かぶかと思いますが、2番目以降は中々発想として出にくいのではないでしょうか。

今回はホームページ制作とは何なのか、ホームページ屋の目線からレポートいたします。

ホームページ屋から見るホームページ制作

 一般的に「ホームページ制作」とは「物理的な制作」をイメージされる方がほとんどだと思います。

実際世間話でよく聞かれることは「どうやって作っているの?」と「料金はどのくらいなの?」です。

ホームページ制作に限らず「価格情報」はどなたでも知りたい情報です。それとは別に「作り方」のほうに興味を示されるケースが多いのは、私どもの仕事が「物理的な制作業」という見え方をしているためだと思います。

確かに商売用の店舗を建てる際に、大工さんに「売れる秘訣」を聞くなんてことはしません。

ただ私は、ホームページ制作は「ホームページを物理的に構築する技術」として認識されていることに少し違和感を感じています。

その理由について、以下に説明いたします。

お客様が本当に見たいのは、ホームページではなく「情報」であるということ。

 パソコン、スマートホンの普及は「情報検索」という習慣を普及しました。かくいう私自身も商品を購入する前に、価格以外に、長所・短所、使い勝手、使った人の感想など様々な情報を検索する習慣が身についています。

つまり、情報確認できなければ、買わないということです。

情報確認のために一役買っているのが、パソコン、スマートホンであり、「ホームページ」です。検索する道具も必要ですが「情報を発信する媒体」もなければ成り立ちません。

だから情報発信・掲載が容易なホームページが重宝されているということにすぎません。今後インターネットより優れた新しい情報伝達手段が生み出されたとしたら、パソコン、スマホ、ホームページはあっという間にすたれてしまうでしょう。

だからこそ物理的なホームページ制作という言葉に違和感を感じるのです。
確かに物理的な制作は必要ですが、ホームページの真の役割は「情報伝達」です。ビジネスホームページならばなおさらです。

私がピンとくるホームページ制作とは「情報整理」です。

 私がホームページ屋としてまず手掛けることは「情報把握」です。
ご依頼者様の持っておられる「価値のある情報」を見つけます。

なぜなら「価値のある情報」は必要としている方に興味を持っていただけます。私自身も、価値を感じる情報は長文でもじっくり読みます。

そんな力が情報にはあります。
ただ、ホームページ屋としてお客様のお話をお伺いすると、ほとんどの場合「価値ある情報」を「価値のない情報」と勘違いされておられます。

その理由は明確で、サービス提供者は自身が提供するサービスに慣れてしまっているためです。

私は昔、ファーストフードでバイトをした経験があります。
バイトしていた頃は、ファーストフードで食べるということはしませんでした。なぜならば、バイト時にほぼ毎日食べていたので、飽きていたからです。

サービス提供者は得てして、似たようなことが起こります。
自分で提供しているから、価値が低いもののように錯覚する現象が起きるのです。

でも、消費者から見れば提供者が考える以上に「価値」があります。
私もバイトを辞めて長い年月が過ぎたときに、ふとバイト時のファーストフードを食べたくなり、今では月一ぐらいのペースで購入しています。
その理由は、なんだかんだ言って美味しいからです。

このように「おなじ価値」でも提供者と消費者で違って見えます。
せっかくの価値を拾い上げ、見やすく・わかりやすく整理することがホームページ制作ではないでしょうか。

これからホームページを制作される方へ

 私はホームページ屋として15年の実績があります。
その間、どうすれば「効果」が出るのかを試行錯誤してきました。
今も続けています。

その中で理解したことの一つが「情報提供」です。
価値のある情報は、人を集める力があります。
商売は「集客力」が肝心です。
ホームページも集客できる仕組みづくりが肝心です。

是非心の片隅にとどめていただければ幸いです。

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