カメラについて学び、身近な場所で体験を重ね、そろそろ有名な撮影スポットに挑戦してみたいと思いました。
幸い富山は「絶景スポット」が多くあります。
今までは、もう少し腕が上がってからと思い、遠慮していました。
でもそろそろ挑戦してみたくなり、今回「海晴海岸」へ行ってきました。
海から立山が見える世界有数の撮影スポットです。
今回上手く撮れなくても、何年後かにまた撮影し見比べるのも面白いと思い行ってきました。
このポイントは、天候によって立山が見えないこともあります。
晴れている日のほうが良いですが、ガスが強くて立山が見えないこともあります。
事前にライブカメラで海から立山が見えているかをチェックしてから行きました。
撮影スポットの場所
近くに道の駅があり、駐車場があります。
結構混んでおり、駐車場に止めるまで30分ほどかかりました。
道路は狭く、路上駐車は甚だ迷惑な場所です。
撮影マナーとしても、辛抱して駐車場待ちしました。
駐車場から50m程歩き、踏切を超えるとすぐ海です。
ここに義経岩といわれる、義経伝説スポットがありました。
義経岩から階段を降りると砂浜が広がっています。
岩がごろごろしているポイントを抜けると、目的の撮影スポットがありました。
まずは1枚撮影してみました。
富山県人ならば一度は目にする海からの立山写真。
快晴の中水平線上に見える立山に感動しながらシャッターを切りました。
快晴でしたがガスもやがかかっていましたが、何か物足りない感じがします。
せっかく来たのですから、もう少し立山をはっきり見せたいものです。
いったい何がいけないのでしょうか?
原因は露出が明るいこととコントラストが弱いこと。
適正露出にすることは大切なことです。
ただ今回の被写体は手前の「女岩」より後ろの「立山」を撮影するところにあります。
露出を明るくすると、後ろのガスった白い立山が同化し見えにくくなります。
これを何とかするのが次の方法でした。
- 露出を少し暗めにする
- コントラストを強めにする
以下の写真は同じ画像をRAW現像でコントラストを調整したものです。
コントラスト弱の写真
リアル感がよいですが、後ろの立山が薄く、海もグレーな感じです。
コントラスト強の写真
コントラストを強くしただけで、青みが増しました。
後ろの立山も見えやすくなっています。
特にホワイトバランは変更していません。
コントラストを見比べるとよくわかります。
コントラストを強くすると、手前の「女岩」はくどい感じになりますが、今回の主役は海と立山です。
山・空・海を美しく撮るには、コントラストを強めにすると良いということを体験しました。
コントラストを踏まえていろいろ写真を撮ってみました。
女岩をアップにし、背景を立山にしてみました。
定番写真です。
まずは撮りたくなる構図です。
広角にして、水平線を強調してみました。
横にずっと続く立山連峰をうまく収められました。
日の丸構図が、良い感じになりました。
ローアングルから縦構図で撮ってみました。
ローアングルにすると、手前の石ころから奥の立山までの吹き抜け感が強く出ました。
ちょっと立山が薄くなりましたが、青空を含め爽快な感じになりました。
名所スポットは撮影の腕試し
今回初めて「名所スポット」に挑戦してみました。
ただ、思うように撮影できなかった印象でした。
それでも、もう少し腕を磨いて再度挑戦したいと思います。
今回もよい体験ができました。