商品撮影をする場合などフラッシュを使用して撮影するときに、「あれ?」と思う現象に出くわしました。
どんな現象かというと、上半分暗くなる現象です。
フラッシュを使っているのに上半分暗くなるのはなぜ?
ということで調べて対応いたしました。
現象はこのような感じです。
上半分が暗くなっています。
何度やっても上半分が暗くなります。
フラッシュを使用しているから明るいはずなのになぜこのような現象になるのでしょうか?
原因をググって調べてみました
こういう時はググって調べます。
そうすると答えが見つかりました。
上半分が暗くなるのにはれっきとした原因がありました。
原因はシャッター速度とフラッシュの同調速度
この写真は、以下のようなセッティングで撮影しました。
カメラ本体とフラッシュをシンクロケーブルで接続して撮影しました。
このやり方だと、フラッシュ側の設定は手動での調整となります。
その結果、シャッター速度とフラッシュの同調速度のずれが発生していました。
どういう事かというと言うと、シャッターが開いた後に、フラッシュがコンマ何秒が遅れて光るため、シャッターが閉じる際の影が映りこむという現象です。
要はシャッター速度が速すぎるということです。
案の定シャッター速度を調べてみたら、1/800秒と高速設定でした。
この場合は、シャッター速度を遅らせればOKです。
シャッター速度が速すぎることが問題なのであれば、シャッター速度を遅くしてやればよいのです。
以下の設定で再度撮影しなおしてみました。
被写体が固定で三脚を使用している状態ですので、シャッター速度100ほどで十分です。
この設定で再度撮影してみたところ、
上半分暗くなる現象が発生しなくなりました。
この現象はカメラ本体とフラッシュが同調できていないときに発生します。
通常フラッシュはカメラ本体に取り付けて撮影します。
この時は自動で同調するため、今回のような現象は発生しません。(たぶん)
今回はフラッシュの発行向きを変えるために、シンクロケーブルで接続し、本体と離れた状態でフラッシュを使用したことで、同調がうまくいっていませんでした。
最近のフラッシュ遠隔同調機材ならば問題ないのかもしれません。ただこれらの機材は価格が高いので、手頃なシンクロケーブルを使用したことがあだとなったようです。
やはり、きちんとした機材を揃えることも大事なのかもしれません。
しかしながら、手動により正しい設定をすれば対処できます。
セッティングの腕を磨くことも重要なのだと感じました。