ネット販売で価格が安いほうが売れるという間違いに気づく。
前回はネット販売で、店舗販売と同等の信用度を得て、安いほうが売れる話をしましたが、今回はその逆の話です。
必ずしもネット販売が有利というわけではない
家電のケースでは、同じ価値の品物を安く売ることで、信用を得ながらも店舗販売より売れるというお話でしたが、ネット販売の難しいところは必ずしもすべてがこのパターンにはまるわけではないという点です。特に家電の場合は、店舗と消費者の関係に製造メーカーが絡むため、メーカーの信用度がネット販売の信用度につながっているケースでした。
今回は、構図は同じですがネット販売のほうが不利なお話です。
値段が高いほど売れるもの
世の中にはステータス商品なるものがあります。
家電は家の中で使うものばかりのため、自分が良ければそれで満足できます。
しかし、ステータス商品はそうもいきません。
例えば装飾品などが該当します。
1,000円の宝石は安くても誰も買いません。しかし、1,000,000円の宝石であれば、購入される人がでてきます。
家電の場合と逆転の現象が発生していますが、この違いはなぜでしょうか。
お客様はどこに価値を感じておられるか?
装飾品の最大の特徴は、人前で身に着ける点にあります。
人前で装飾品を身に着ける方の気持ちになって考えれば答えが見えてきます。