独自性をもっと強く!ターゲットをより絞ると「個性」に変化。

2019年10月25日

前回の記事でターゲットの絞り方を解説しましたが、今回はターゲットを絞ることの長所を解説します。

「おひとり様専用居酒屋」に興味がわきませんか?

より多くの人に自社の商品やサービスを購入いただくことが、収益向上につながるためターゲットを広くしたくなりますが、あえて絞ることで集客をさらに向上させます。
例えば、表題の「おひとり様専用居酒屋」は、普通の居酒屋よりも興味が出ませんか?

おひとり様専用ということは、一人で行くことが前提であるため、「一人で居酒屋に行きたい人」の需要を掘り起こすことになります。
しかも、普通の居酒屋がライバルになりにくく、独り勝ちしやすい状況が生まれます。

大手の安売りに対抗するのは、「小規模独自路線戦術」

以前の記事で、中小企業の安売りの危険性について解説しましたが、中小企業だからこその強みもあります。
例えば「おひとり様専用居酒屋」の需要は、通常の居酒屋と比較してどのくらいの市場が見込めるでしょうか。

居酒屋の市場規模(平成27年度統計)は約7,700億円ですが、おひとり様需要が仮に1000分の1であった場合約8億円規模の市場ということになり小規模市場ということになります。
大手企業がおひとり様市場を独占しても最大8億円の収入にしかならず、大手企業からすると旨味のない市場になります。
しかし、小規模店舗にとって8億円市場は魅力ある市場です。しかも大手が参入しにくいメリットもあります。

大手の手が届かないターゲットを選択することで自社、自店舗に有利に働くのです。

※おひとり様居酒屋需要については仮定の数値であり実際の数値とは異なります。

だからこそターゲットを絞ることが大事

自社、自店舗の立ち位置を把握し、ターゲットを絞ることが差別化独自サービスを生み出すこともあります。
大手企業と同じことをしても、大手企業に勝つことはできません。
大手企業のウィークポイントをつくのが、中小の戦術なのです。

ターゲットが絞れたらこの次はどうすればよいか?
続きは次回。

今回のレポートは以上です。
読んでいただいてありがとうございました。


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