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エクセルファイルが開けない問題に対処

ワードやエクセルは今や資料作成には欠かせないソフトです。
数年おきにアップデートされ、今現在は「office 2024」が最新版です。

ですが、ワードやエクセルは時折不思議な現象を引き起こします。
今回、資料としてもらったエクセルファイルを開こうとしたところ、「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行できるように構成されていません。」と表示され、エクセルファイルが開けませんでした。

一見、エクセルファイルが破損しているような現象に見えますが、別のPCでは該当のエクセルファイルを開くことができました。

ということは、PC側の問題ということになります。
早速原因を調べ、対処したところ問題なく開くことができました。

対処方法

対処方法を調べたところ、いたって正攻法でした。
ズバリ「office 修復を実行する」です。

やり方は以下の通りです。

(1)設定→インストーされているアプリからofficeを探す

設定→アプリ→インストールされているアプリ を開き、office 2024を探します。
探したら、「変更」をクリックします。
※間違ってアンインストールをクリックしないように注意です。

(2)修復を実行する

修復メニューが表示されますので、まずは「クイック修復」を実行します。

(3)クイック修復で改善しない場合はオンライン修復を実行します

クック修復しても、エクセルファイルが開けない場合は、オンライン修復を実行します。
今回は、オンライン修復実行で現象が改善しました。

修復後該当のエクセルファイルが開けるようになりましたが疑問がわきました。

office修復実行後、開けなかったエクセルファイルが開けるようになりました。
ですが、なぜこのような現象が発生したのか疑問に思いました。

なぜならば、office 2024は新規購入し新規インストールしていたためです。
そんな状態で、エクセルファイルが開けないということが起こりえるのでしょうか?

いろいろググって調べると、「officeの破損」「レジストリ破損」「Windows設定の不備」など出てきました。
ですが、office 2024の新規インストールでそのようなことが起こりえるのか疑問でした。

原因は意外なところにありました

さらに調べると、意外なことがわかりました。
現象が発生したPCは、もともとWindows10でハードウェアのパーツをすべて交換後Windows11へアップデートしたものでした。

office 2010が入っており、アンインストール後office 2024をインストールしました。

アンインストールしてもoffice 2010の残骸が残ることがあります。(レジストリなど)
その状態でoffice 2024をインストールすると、Windowsはファイルをoffice 2010で開こうとして混乱するケースがあるとのことでした。

残骸が残っていても、同じofficeなのだから、上書きインストールされるのではないか?
と思いますが、「office 2010とoffice 2024はまったく構造が異なる別物のアプリ」なため、上書きされるわけではないということでした。

おそらくoffice 2010が入っている状態で、office 2024をインストールすると、office 2010とoffice 2024が共存できてしまうのだと思います。ですが、ファイルの拡張子は同じなため、Windows側はoffice2010で開こうとします。ですが今回office2010をアンインストールしてしまったので、「office2010が存在しないため開けません。」というような現象のように思いました。

同じ名称のアプリでもものすごい勢いで進化しています

昔のアプリは全てインストール型で、インターネットに接続していなくても動くことが前提でした。
ですが近年は、インターネット接続が前提のアプリが多いです。例えばオンラインゲーム等が該当します。アプリ本体はPCにインストールされていますが、インターネットに接続されていないと、起動しません。

office 2010の次のバージョンである、office 2013からClick-to-Runと呼ばれる方式に変わりました。
なので、今回のようなまれな現象が起こったようです。

ワードやエクセルはかつて、ワープロや計算ソフトとして作られ、紙に出力する前提でした。
現在では、紙の代わりの資料媒体とし使われています。
それに合わせ、共有化しやすくするなどめまぐるしく進化しています。

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