仕事柄、パソコンについての相談を受けることがしばしばございます。
その中でも、「どのパソコンを買えばよい?」というものが多くございます。
パソコンは見た目が同じで価格に大きな違いがあるため、パット見「安い」もので大丈夫なのではないか?と思いがちです。
とは言いつつも、昨今の状況では高いから良いというわけではありません。
パソコンは性能で選ぶことが大事なのです。
パソコン購入後の悩みでかなり多い「重くなる」現象
「購入直後はサクサク動いているけれども、1年もしたころから異常に重たくなりイライラします。」というようなお話をよくお伺いいたします。
これは、HDD(ハードディスク)の経年劣化による現象で要は性能の低いHDDが使用されているために起こる現象です。
パソコンは、なんとなくCPUの性能が良いものを買えばそれで良し。
そんな印象があるかと思いますが、大事なのは、「高性能CPUについてゆける周辺パーツ」が組み込まれているかどうかということなのです。
とにかく安いパソコンは、周辺パーツの性能が低めのものが使用されており、CPUがよくてもその性能を十分に発揮できていないのです。
小規模業務ならば、ノーブランドがおすすめ
メーカーパソコンと、ノーブランドパソコンでは大きく価格に差があります。
メーカーのパソコンのほうが何となく品質が良い感じがするため、少し高くてもメーカーものパソコンを購入してしまいがちです。
通常の家電であれば、メーカーの品質差が顕著にでるため、メーカーで選ぶのは正しいといえます。しかし、パソコンに限って言えばそれが当てはまらないのです。
なぜならば、パソコンを構成するパーツは、ほとんど海外のメーカーによって作られたものが使用されており、どのメーカーでも性能差がほとんどないためです。
例えばCPUであれば「インテル」が有名ですが、同様に他のパーツも有名な海外メーカーのものが使用されています。
このように各海外メーカー商品の集合体が「パソコン」なのです。
だから、メーカーでも、ノーブランドでも「パソコンの中身」はあまり変わらないのです。
パソコンが1台あればよいというようなことであれば、ノーブランドでも十分なのです。
ただし、保証がちゃんとついているところを選ぶことが大事です。
究極の買い方である「パーツ購入」
パソコンは、普通は「パソコン」として購入しますが、良いパーツが使用されているかどうかは判断しにくいところがあります。そこでよいパーツだけを購入し、自分で組み立て「自作PC」として購入する方法があります。
無論、パソコンについての深い知識が必要であり、ディスクトップPCに限られたことではありますが、ちょっとやそっとでは重くならない、市販では売っていない「高性能パソコン」を手に入れることができます。
ただ、自作PCは、サポートなし、保証なし、すべて自己責任というもろ刃の部分もございます。それでも、自身のパソコンについて深く学ぶことで、パソコンを使った仕事の効率を高めることができるのです。