小規模事業者が受注できるホームページを制作するためには、自社のオンリーワン要素が必要です。なぜならば、同業他社と比較してサービスがほぼ同じならば、企業規模の大きさ、知名度の高さ、価格など大規模企業が有利な条件のみでの勝負となるためです。
大規模企業土俵は大規模企業の独壇場で、小規模事業には逆立ちしても勝機がありません。しかし自社の土俵であったなら大企業が相手でも勝機が見えてきます。
その土俵こそが、自社の魅力なのです。
勝機をつかむためにも自社の魅力発掘は重要な作業なのです。
成果が出ないホームページはほぼ自社商材の魅力を掲載していない
ホームページといえば、お知らせと、サービス・商材紹介、会社案内、お問い合わせを掲載すればそれでOK。なんて思っていませんか?
それは絶対にやっていけない間違いです。
ホームページを閲覧される方の身になって考えれば、すぐにわかります。
見込みのお客様は他社のホームページも閲覧されたうえで、さらに魅力的なサービス・商材を探そうとされています。
なのに自社商材の魅力が書いてなければ、魅力が伝わらず、お客様は他社のサービス・商材を購入されるのです。
お客様はエスパーではありません。
ホームページが美しいデザインだから、他社より優れている情報を記載しなくても伝わるということはまずありません。
きちんと言葉にし、情報としてホームページに記載することで、初めてお客様に伝わるのです。
自社商材の魅力は「お客様」が知っておられます
自社が提供しているサービス・商材は社員であれば毎日現場で触れるため、「当たり前化」しています。商品に触れすぎて、商品価値の感覚が薄れてしまう現象です。
一度「当たり前化現象」が起こると、自社サービス・商材の魅力がよくわからなくなってしまいます。
筆者も以前ファーストフードでバイトしていた時は、プライベートではファーストフードを食べることはありませんでした。毎日目にするので、お金を出してまで買おうという気にならなかったためです。
こういう時は、お客様に頭を下げて自社の魅力をお聞きするようにします。
アンケートを利用してうかがう方法もあります。
なぜならば、お客様は自社のサービス・商材に対して、貴重なお金を支払っていただいた、一番の理解者だからです。
どういったところに、お金を支払う価値を感じていただけたのか?
それを知ることこそ、自社商材の魅力を知るということなのです。
お客様だけでなく自社のことも知る
「彼を知り己を知れは百戦危うからず」
いわずと知れた孫子の兵法の一文ですが、ビジネスホームページにも同様のことが言えます。
お客様を知るだけでなく、自社のことも知らなければ成果を上げるホームページは作ることができないのです。