夏の甲子園が始まった8月の11日。
国体記念ナイター決勝戦が行われました。
今シーズンは連盟試合の消化が早く、公式戦最終戦となります。
勝てば3連覇となる試合。
永原監督のノックにも力が入ります。
午前様ナインは、リラックスしたムードで挑みます。
対戦相手は砺波市役所。
くしくも本大会3年連続同一カードでの決勝戦です。
先発は水巻投手。
登板は昨年10月のGリーグ以来ですが、公式戦は2017年5月7日以来1557日ぶりの先発です。
守る初回表。
久々で急な先発であったこともあり、立ち上がり長打をもらってしまいます。
またエラー等で2失点喫してしまいます。
なおもピンチでしたが、飛び出していたランナーを挟むなど踏ん張りました。
攻める初回裏。
一死から井田選手の打球は内野ゴロでしたがファーストのエラーを呼び込み、ボールがこぼれている間に2塁へ進塁します。
凡打でも全力疾走したことで2塁を陥れた好プレーです。
さらに二死3塁からパスボールで1点返します。
この回ノーヒットで1点返します。
しかもこの1点がのちのち大きく響きます。
序盤から試合が動く展開となりました。
守る2回表。
水巻投手が圧巻のピッチングを披露します。
三者三振9球で市役所打線を打ち取ります。
攻める2回裏。
この回先頭の水巻選手がレフトへの鋭い当たりで出塁します。
一死1塁から千保選手は四球を選び一死1、2塁とチャンスを広げます。
さらに山本選手の打球は内野のエラーを呼び込み一死満塁と大きなチャンスを作ります。
ここで迎える打者はナイター打順で1番打者となった主砲寺選手。
3球目をはじき返し、ショートとレフトの間に落とします。
この間に2者ホームインし3-2と逆転に成功します。
シーズン打点を13に伸ばしました。
ちなみに中越選手、山本選手のもつ午前様シーズン打点記録14まであと1打点となりました。
さらに井田選手は左中間へ打球を運ぶクリーンヒットを放ちます。
この間に2者ホームインし5-2と点差を広げます。
さらにさらに、南部選手も3塁打を放ち、この回長打でビックイニングとなりました。
午前様が逆転し、主導権を取ります。
守る3回表。
一死から連続四球でランナーを抱えてしまいますが、ランナーを挟んでアウトにするなど無失点で切り抜けます。
攻める3回裏。
一死から水巻選手が死球で出塁します。
二死1塁から、千保選手がライト前ヒットで出塁します。
千保選手は、午前様ユニフォームに袖を通しての記念すべき初安打となります。
3回は両チームとも無得点でした。
守る4回表。
水巻投手の球数はすでに70球に到達しており、やや疲れが出始めます。
一死からセンター前安打で出塁されてしまいます。
さらに死球を挟み、安打等で2失点喫し5-4と1点差に詰め寄られます。
なおも一死3塁とピンチでしたが、井田捕手の一刺しでランナーを刺します。
苦しい場面での好プレーが光ります。
何とか1点差で踏みとどまります。
ただ、この後午前様打線が奮起します。
この回先頭の寺選手は、レフト前ヒットで出塁し、ノーアウトのランナーが出ます。
首位打者奪還となる一打です。
さらに井田選手もセンター前ヒットで続き、無死1、2塁とチャンスを広げます。
打率を2割台に乗せます。
さらに南部選手は四球を選び無死満塁のチャンスを作ります。
迎える打者は4番林選手。
カウント1-3から死球をもらい押し出しとなります。
6-4となります。
さらにノーアウト満塁で金嶋選手がセンター前ヒットを放ちます。
ランナーが一人返り7-4となります。
迎える打者は先発の水巻選手。
センター深くへの飛球を放ちます。
タッチアップで3塁ランナーがホームインし8-4と点差を広げます。
一死2、3塁から、続く勝井選手の打球はサードゴロでしたが、ファーストへの送球の間に3塁ランナーがホームを狙います。
ホームへの送球が悪送球となり、一人ホームインします。
さらにもう一人ホームインし、10-4とこの回5得点とビックイニングになりました。
終盤で午前様が大きくリードしました。
ここで主審より最終回のコールがされました。
守り切れば優勝です。
しかし水巻投手の握力がすでに限界を超えていました。
制球が定まらず3連打を浴び2失点喫してしまいます。
得点10-6となったところで永原監督がピッチャー交代を告げます。
途中交代となりましたが、気持ちの入った見事なピッチングでした。
リリーフのマウンドに立ったのは、ベテラン中越投手。
45歳11ヶ月での公式戦マウンドは、吉川投手の記録を更新し、公式戦最年長マウンドとなります。
しかし、一死を取った後死球等で2失点喫してしまい、10-8と2点差に詰め寄られてしまいます。
ここで永原監督が投手交代を告げます。
クローザーのマウンドに立ったのは寺投手。
くしくも昨年の同大会決勝戦で先発完投勝利しています。
状況は一死1、3塁と一打同点のピンチからの登板です。
まず一人目をショートゴロに仕留め二死1、3塁にします。
ここでパスボールで3塁ランナーがホームインし、10-9と1点差にまで詰め寄られます。
大量得点差が一転、接戦に変わりました。
一打で逆転される可能性もある中、寺投手が渾身のボールを投げます。
打った打球はショートへ転がります。
金嶋選手が捕球し3アウトとなり、午前様の優勝が決まりました。
蓋を開けたら、ものすごい接戦でした。
初回のノーヒットでの1点が明暗を分けた試合でした。
試合を終え、整列・挨拶をする午前様ナイン
試合後表彰式が行われました。
整列する午前様ナイン。
永原監督が優勝の表彰を受け取ります。
井田主将が優勝カップを受け取ります。
山本選手が表彰を受け取ります。
勝井選手が優勝トロフィーを受け取ります。
恒例となった記念撮影で事審お国体記念ナイターの幕を閉じました。
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水巻 18 |
寺 11 |
井田 0 |
南部 33 |
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千保 63 |
金嶋 19 |
激闘を投げぬいた投手陣。
ちなみに指の本数は本日の失点数だとか
いただいた優勝カップとトロフィーを改めて撮影しました。
せっかくなので、本気の撮影をしてみました。
中越選手のヘルメットにバッタが定着していました。
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中部日本大会出場の映像
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2021年8月11日(日)
投 手 水巻 - 中越 - 寺
捕 手 井田
三塁打 南部(2回)
二塁打 井田(2回)