真夏の熱帯夜が続く8月。
朝間野球県大会から2日後に国体記念ナイター初戦が行われました。
午前様はこの大会を連覇しており、ディフェンディングチャンピオンとしての出場です。
対戦相手は今シーズン3度目の対戦となる、永遠のライバル総合病院。
今シーズンは午前様に分がありますが、かつて同大会決勝で午前様の連覇を止めたチームであるだけに、油断ができない相手です。
本大会は助人選手が認められており、Gリーグ会員の千保選手がスタメンマスクをかぶります。
午前様のユニフォームに袖を通しての初陣です。
先発は今シーズン2度目の登板となる江川投手。
立ち上がりは丁寧なピッチングを披露します。
守る初回表は打者3人を凡退に打ち取ります。
上々の立ち上がりを見せた江川投手と千保捕手バッテリー。
攻める初回裏。
本日は1番ファーストの寺選手。
カウント1-1から豪快に降りぬいた打球はレフトスタンドポール中段に直撃します。
午前様で2本目となるスタンドインの本塁打で午前様が1点先制します。
さらに二死から本日4番打者に指名された林選手。
右中間深くに打球を運びます。
ダイヤモンドを駆け抜け、3塁打となります。
つづく江川選手はレフトへの飛球となりますが、エラーを呼び込み出塁します。
その間にランナーがホームインし2点目をGETします。
さらに金嶋選手が右中間への2塁打を放ちさらに1点追加します。
ランナーが悠々とホームインします。
3-0と午前様が主導権をとります。
守る2回表。
病院先頭打者レフト前安打でノーアウトのランナーを背負ってしまいますが、
後続を3人で打ち取り、無失点で切り抜けます。 得点の後の守りをきちっと締めます。
攻める2回裏。
一死から井田選手が内野のエラーを呼び込み出塁します。
さらに盗塁を決め無死2塁とチャンスを作ります。
続く寺選手は死球をもらい、無死1、2塁とチャンスを広げます。
しかし得点には至りませんでした。
序盤リードしたものの、簡単には総合病院は崩れません。
守る3回表。
一死から四球を与えてしまいます。
続く打者にライトポール際まで打球を運ばれ、1点返され3-1となります。
捕手の千保選手が内野陣を引き締めます。
なおも四球を与えてしまい一死1、3塁のピンチでしたが、続く打者を5-4-3のダブルプレーに打ち取りピンチを脱します。
最近の午前様はほぼ毎試合ダブルプレーがあります。
攻める3回裏。
この回先頭の江川選手は左中間への二塁打で出塁します。
さらにパスボールで三塁へ進塁しチャンスを広げます。
二者連続四球で無死満塁となり、迎える打者は先日二塁打を放った西田選手。
低めのボールを救い上げセンターへ打球を運びます。
センターフライとなりタッチアップで1点追加します。
点を取られた直後に1点を返すことができました。
序盤、リードはしていますが引き締まった試合展開となりました。
守る4回表。
ここでバッテリーを交代します。
捕手を井田選手。
投手を永原ゆ投手。
立ち上がり制球が定まらず四球等で、一死1、2塁とピンチとなりますが、
後続を打ち取り無失点に抑えます。
攻める4回裏。
二死から南部選手が二遊間を射抜くセンター前ヒットで出塁します。
さらに続く4番林選手がセンターへの2塁打でチャンスを広げます。
得点には至りませんでしたが、この時点で林選手が首位打者に躍り出ます。
初回以降は五分五分の展開となります。
守る5回表
永原ゆ投手は三振を含む打者3人で打ち取ります。
攻める5回裏。
この回に午前様打線が爆発します。
この回先頭の金嶋選手がエラーを呼び込み出塁します。
続く永原ゆ選手は、打球を右中間へ運ぶ2塁打を放ちます。
この間にランナーがホームインし1点追加します。
一死2塁から井田選手が内野安打で出塁し、さらに盗塁を決め一死2、3塁とチャンスを広げます。
続く打者は初回に本塁打を放った寺選手。
降りぬいた打球は右中間深くへ飛びます。
結果ランニング3ランホームランとなりこの回4点目をGETします。
ちなみにこの安打で寺選手が首位打者を奪還します。
つづく打者は今シーズンスランプ気味の水巻選手。
しかしレフト前ヒットで復調の兆しを見せます。
続く南部選手は内野のエラーを呼び込み出塁します。
つづく4番林選手はセンター前へ打球を運び一死満塁のチャンスを作ります。
林選手は3塁打、2塁打、1塁打を放ち、サイクル安打一歩手前となります。
ちなみにこの安打で再び林選手が首位打者となります。
一死満塁から続く打者は、今シーズン打撃が開花した橘選手。
満塁とプレッシャーのかかる場面でしたが、打球をレフト方向へはじき返しこの回5点目となる得点をGETします。
二死満塁となり、迎える打者はイニング初めに2塁打を放った永原ゆ選手。
右中間深くへ打球を運ぶ走者一掃の三塁打となります。
ランナーが次々ホームインします。
永原ゆ選手は、1イニング2安打4打点5塁打と打撃が大爆発します。
ここで永原監督が自ら代打で登場します。
打てば公式戦安打最年長記録を、大幅更新となるところでしたが三振となります。
ただ、中嶋GMの持つ公式戦最年長出場記録にならびます。(56歳と6ヵ月)
終盤で打者1巡となる猛攻で午前様が大きくリードしました。
主審より最終回のコールが告げられます。
守り切れば勝利です。
しかし、左中間へ打球を運ばれ無死2塁となります。
後続2者を打ち取り、二死3塁と大詰めを迎えます。
あと1アウトで勝利となります。
ここで病院側の代打は、ミスターオーガストの異名を持つ澤木監督。
打球を左中間深くへ運ばれ、1点返されてしまいます。
やはりそう簡単には勝たせてもらえません。
バッテリーで一度呼吸を整えます。
最後の打者を三振に打ち取り、午前様が決勝へコマを進めました。
大差の試合となりましたが、5回のビックイニングまではかなり引き締まった試合でした。
なお、先発の江川投手は、2014年9月7日以来、2521日ぶりの勝利となりました。
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寺 11 |
林 9 |
金嶋 19 |
江川 7 |
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南部 33 |
永原ゆ 17 |
井田 0 |
水巻 18 |
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橘 6 |
1回の本塁打、悠々と3塁を回る寺選手。
1回2塁打で打点を上げた金嶋選手。
3回2塁打で打率を3割に乗せた江川選手。
首位打者をとらえた林選手。
満塁の場面で安打で打点をあげた橘選手
表紙写真を撮る際に、フラッシュテストを兼ねての1枚。
トップ用写真に撮りましたが、背景が少し暗かったのでなくなくボツに・・・
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中部日本大会出場の映像
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2021年8月2日(月)
投 手 江川 - 永原ゆ
捕 手 千保 - 井田
本塁打 寺(1回:打点1/5回:打点3)
三塁打 林(1回)、永原ゆ(5回)
二塁打 金嶋(1回)、江川(3回)、林(4回)、永原ゆ(5回)