高校野球の県予選熱戦が続く真夏日の日曜日、クラブ対抗準決勝が行われました。
相手は永遠のライバル砺波総合病院。
両チームとも人手不足の影響があり、少々平均年齢の高い対戦となりました。
本日は監督が午前中防災訓練参加のため、山本選手がノックバットを持ちます。
先発は今シーズン初登板となる井田投手。
久々の当番ながら、力強い投球を見せます。
ベテラン西田選手もスタメンで守備に入ります。
守る初回表は、一死二塁とピンチを迎えますが、後続を内野ゴロに打ち取りまずまずの立ち上がりを見せます。
攻める初回裏。
高打率の3人が連打花火を見せます。
先頭林選手は、左中間への二塁打でチャンスを作ります。
続く攻撃的2番江川選手がレフトへの安打で1、3塁となりチャンスを広げます。
さらに、先日の紅白戦でスタンドへ本塁打を放った南部選手。
右中間スタンドの手前までボールを運ぶ三塁打を放ちます。
2者ホームインし、3連打で2点先制します。
本日4番に指名された平木選手。
きっちりセンターへボールを弾き飛ばします。
タッチアップでさらに1点追加し、初回0-3と主導権を握ります。
先日の朝間野球決勝では、病院を追いかける展開でしたが今回は午前様が追いかけられる展開になりました。
守る2回表。
二死から安打、エラー等で2、3塁のピンチとなります。
しかし、後続を三振に打ち取り無失点に抑えます。
攻める2回裏。
この回先頭の井田選手はエラーで出塁しノーアウト2塁とチャンスを作ります。
続く打者は、橘選手。
レフト方向へ打球をはじき返し安打で出塁します。
その間にランナーがホームインし、0-4になります。
続くベテラン西田選手も左中間への2塁打で続き0-5になります。
ちなみに49歳と4ヶ月での公式戦安打で、最年長歴代3位の記録となりました。
さらに二死2、3塁から4番平木選手がセンターの頭上を越える2塁打を放ちます。
ランナー二人がホームインし、0-7と大量リードとなります。
続く5番金嶋選手もレフト前に安打を放ちます。
しかしホームクロスプレーでアウトとなります。
本日は午前様らしい積極的プレーが発揮されます。
序盤で大量リードとなりました。
しかし、油断は禁物です。
守る3回表。
ノーアウト2塁と失点のピンチとなります。
しかし2アウトまでこぎつけます。
レフト方向へ痛烈な打球が飛びますが、橘選手が捕球しアウトにします。
抜けたら失点の場面でしたが好プレーに救われます。
攻める3回裏。
代打で超ベテラン中澤選手が打席に立ちます。
降りぬいた打球は右中間を突き抜けます。
3塁まで駆け抜けます。
公式戦53歳と10ヶ月での安打は歴代2位の記録です。
記録保持者の永原監督とは6カ月差です。
未確認ですが、公式戦3塁打としては最年長です。
さらに二死3塁から勝井選手もセンターの頭上を越える3塁打を放ち1点返します。
夜勤明けながら豪快な一発でした。
二死2、3塁から江川選手の当たりはショートゴロでしたが、悪送球を呼び込みさらに2点追加し0-10となります。
序盤で大量リードとなりました。
今回は午前様に大きな流れが来た印象です。
守る4回。
この回から平木投手がリリーフのマウンドに立ちます。
立ち上がり2四球でランナーを背負ってしまいますが、
後続を内野ゴロに打ち取り無失点で抑えます。
攻める4回裏。
この回はひっそりと3人で打ち取られてしまいます。
7点差以上がついたため、5回を守り切ればコールドが成立します。
守る5回表。
先頭打者がエラーで出塁し、続く打者にも高いバウンドの打球を放たれてしまいます。
ここで、名手南部選手が捕球後セカンドに入った江川選手へ送球します。
江川選手はベース上で捕球後ファーストへ送球します。
これが決まり、好守で併殺を取ります。
しかし、病院も最後の最後まであきらめず安打でくらいついてきます。
最後の打者を三振に打ち取り、午前様が決勝へコマを進めました。
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林 9 |
江川7 |
南部 33 |
橘 6 |
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西田 39 |
平木 42 |
金嶋 19 |
中澤 92 |
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勝井 1 |
初回2塁打 林選手
2回 追加点となる安打 橘選手
2回 公式戦最年長安打歴代3位となる2塁打 西田選手
2回 ダメ押しとなる2塁打 平木選手
トップ写真2パターン目ですが、なんとなく1枚目を使用しました。
先ほどの準決勝後、もう一つの準決勝で太田クラブビアーズが勝ち上がり、午前様クラブ VS 太田クラブビアーズでの決勝戦となりました。
今シーズン3大会目の同一カード決勝戦です。
今シーズンのビアーズは高松宮杯県大会で優勝するなど、富山県最強チームです。
午前様ナインは気を引き締めて今シーズン4度目の対戦に挑みました。
攻める初回表は、一死から江川選手がレフト前の安打で出塁します。
しかし、得点には至りませんでした。
守る初回裏。
先発は今シーズン勝頭の金嶋投手。
天皇賜杯ではビアーズ相手にリリーフで対戦していますが、先発としては初対戦マウンドとなります。
丁寧なピッチングで内野ゴロ3つに打ち取ります。
初回の攻防は五分といった感じです。
攻める2回表。
攻める糸口をつかみたいところでしたが、三者凡退に打ち取られてしまいます。
守る2回裏。
この回も金嶋投手の丁寧なピッチングで、三振、
レフトフライ、
サードゴロと3者凡退に打ち取ります。
今日の午前様ナインはいつも以上に守備が固く、打てないながらも守りで王者ビアーズに食らいつきます。
攻める3回表。
この回先頭の井田選手が安打で出塁します。
続く永原ゆ選手もエラーを呼び込み出塁し、無死1、2塁とチャンスを広げます。
続く打者は昨年のMVP茨山選手。
たたきつけた打球は一、二塁間を抜きます。
この間に2塁ランナーの井田選手がホームインし、待望の先取点をGETします。
守る3回裏。
得点の後の守りはいつも怖いものです。
しかし金嶋投手は油断せず丁寧なピッチングでまたも三者凡退に打ち取ります。
何とか虎の子の1点を取りました。
攻める4回表。
南部選手がエラーで出塁しましたが、得点には至りませんでした。
守る4回裏。
一死から四球で出塁を許してしまいますが、金嶋投手のけん制でランナーを挟みアウトにします。
王者ビアーズ相手に緊迫の1点差状態が続きます。
攻める5回表。
この回も三者凡退に打ち取られます。
1点取れたとはいえ、ビアーズの守備はなかなか崩せません。
守る5回裏。
四球、安打等で無死2、3塁とこの試合初めてのピンチを迎えます。
パスボールで同点に追いつかれ、たたく打球で逆転されてしまいます。
この手堅さが今シーズンビアーズの強さでもあります。
やはり簡単にはいかないのがビアーズです。
攻める6回表。
この回先頭の茨山選手は、センター前にはじき返し出塁します。
しかし、得点には至りませんでした。
守る6回裏。
エラー、死球等で一死2、3塁とされます。
ここでの1失点はほぼ決定打になってしまいます。
つづくビアーズ打者にセンター方向へ痛烈な打球が飛びますが、第1試合に続き橘選手が見事に捕球します。
さらにセカンドへ送球し飛び出していたランナーが戻れず併殺が決まります。
橘選手。守備で見せます。
点差は1点差。
なんとか追いつきたい午前様です。
しかし、最終回ビアーズ守備を突破することができず、無念の敗戦となりました。
ただ守備力が発揮され、で今まで一番食らいつくことができた試合でした。
日付 | 2021年7月25日(日) |
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球場 | チューリップスタジアム |
大会名 | クラブ対抗 |
対戦相手 | 太田クラブビアーズ |
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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午前様クラブ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
太田クラブビアーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | × | 2 |
投 手 金嶋
捕 手 井田
三塁打
二塁打
打順 | 位置 | 選手 | 打席数 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 三振 |
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1 | 8→3 | 林 | 3 | 3 | 1 | |||||
2 | 6 | 江川 | 3 | 3 | 1 | 2 | ||||
3 | 4 | 南部 | 3 | 3 | ||||||
4 | 5 | 平木 | 3 | 3 | 1 | |||||
5 | 1 | 金嶋 | 3 | 3 | 1 | |||||
6 | 7→8 | 橘 | 3 | 3 | 1 | |||||
7 | 2 | 井田 | 2 | 2 | 1 | |||||
8 | 3 | 永原 | ||||||||
7 | 永原ゆ | 2 | 2 | 1 | ||||||
9 | 9 | 茨山 | 2 | 2 | 2 | 1 | ||||
控え | 中澤 | |||||||||
控え | 小幡 | |||||||||
控え | 西田 | |||||||||
控え | 横山 | |||||||||
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江川 7 |
井田 0 |
茨山 14 |
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中部日本大会出場の映像
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2021年7月25日(日)
投 手 井田 - 平木
捕 手 林
三塁打 南部(1回:打点2)、中澤(3回)、勝井(3回:打点1)
二塁打 林(1回)、西田(2回:打点1)、平木(2回:打点1)