秋晴れで少し肌寒い中、東日本大会準決勝が行われました。
相手は永遠のライバル砺波総合病院。
先日のナイターでは勝利できましたが、爆発力のあるチームのため、油断はできません。
リラックスしたムードの中、午前様ナインはウォーミングアップしました。
試合前のメンバー表交換をする、病院澤木監督と山本選手。
本日は勝てば2試合目(決勝戦)があるため、投手も総動員です。
先発は井田投手が務めました。
捕手には485日ぶりマスクの林選手。
初回の攻防は、両チームとも3者凡退でした。
両チームともがっぷりよつです。
攻める2回表。
この回先頭の寺選手は四球を選び出塁します。
つづく水巻選手も四球を選び、無死1,2塁になります。
さらに林選手はセンター前ヒットを放ち、無死満塁とビックチャンスを迎えます。
ここで迎える打者は、昨年最多安打を記録した茨山選手。
降りぬいた打球はライト前に転がり、2者ホームインします。
先制2打点をあげました。
守る2回裏。
一死からセンター前安打を打たれます。
しかし、後続を2三振に打ち取ります。
まずは、午前様が主導権を取りました。
本日は手の負傷のためランナーコーチに立つ勝井選手。
攻める3回表。
この回先頭の南部選手は、ライト前安打で出塁します。
二死2塁から、林選手の打球は悪送球を呼び込み、2塁へ進塁します。
その間にランナーがホームインし、3-0と追加点をあげます。
さらに茨山選手がセンターオーバーの2塁打を放ちさらに一人ホームインします。
守る3回裏。
二死から安打で出塁されますが、牽制球でランナーを挟み、アウトにします。
序盤、午前様がリードしました。
攻める4回表。
二死から江川選手が四球で出塁しますが、得点には至りません。
守る4回裏。
井田投手が3者凡退に打ち取ります。
午前様にとっては、理想的な形で試合を進めることができていますが、油断は禁物です。
攻める5回表。
一死から寺選手が安打で出塁します。
二死1、2塁となり、茨山選手のあたりは、セカンドのエラーを呼び込み、その間に一人ホームインし5-0と大きくリードします。
守る5回裏。
一死から出塁されますが、後続を打ち取ります。
順調に事が運ぶ試合ほど、どんでん返しが起こりうるものです。
午前様ナインはリードにおごらず試合を進めます。
攻める6回表。
病院リリーフ投手がマウンドに立ち、三者凡退に打ち取られてしまいます。
守る6回裏。
午前様も金嶋投手をリリーフのマウンドに送ります。
こちらも圧巻の投球で三者凡退に打ち取ります。
後半は締まった試合になりました。
攻める最終回表。
二死から砂河選手が四球で出塁しますが、得点には至りません。
守る最終回裏。
点差は5点。守り切れば勝利です。
病院先頭打者に出塁されてしまいますが、続く打者をゲッツーに打ち取ります。
最後、病院代打で澤木監督自ら打席に立ちます。
金嶋投手は落ち着いて内野ゴロに打ち取り、病院に勝利することができました。
2年連続の決勝戦進出です。
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林 9 |
茨山 14 |
南部 33 |
寺 11 |
準決勝第2試合の間、午前様ナインは試合結果を待ちました。
決勝戦の相手は、太田クラブビアーズ。
先日のクラブ対抗優勝チームです。
ちなみに、午前様と直接対戦がありましたが、午前さんが負けています。
今年は砺波で一番勢いのあるチームです。
試合前のメンバー表交換。
永原監督に代わり、水巻選手がノックバットを振ります。
ノックを受ける江川選手。
ファーストランコーの山本選手。
3塁側は西田選手。
攻める初回表。
一死から井田選手が四球で出塁しましたが、得点には至りませんでした。
先発は、今シーズン勝ち頭の寺投手。
しかし、立ち上がり四球やエラー等で1点を献上してしまいます。
強豪ビアーズ相手に追いかける展開となりました。
反撃したい午前様でしたが、攻める2回表は3人で打ち取られてしまいました。
守る2回裏。
二死から、安打、振り逃げ、エラーでまたしても1点献上してしまいます。
0-2とジワリと点差をあけられてきました。
攻める3回表。
二死から林選手が右中間深くへ三塁打を放ち、チャンスメイクに成功します。
続く井田選手も右中間へ打球を放ち、1点返します。
一人ホームインし、1-2と1点差に詰め寄ります。
守る3回裏。
得点の後の失点は避けたい場面です。
ビアーズ先頭打者を四球で出塁させてしまいますが、井田捕手の好送球で刺し、結果3人で打ち取ります。
何とか追いすがる午前様です。
攻める4回表。
この回先頭の寺選手は四球で出塁します。
続く水巻選手は、打球をレフト前にはじき返し、無死1、2塁と同点・逆転のチャンスメイクに成功します。
しかし、後続を打ち取られ、得点には至りませんでした。
守る4回裏。
二死3塁からレフト前に打球を運ばれ、1点追加されてしまいます。
中盤で再び2点差となります。
攻める5回表。
一死から林選手が四球で出塁しますが、得点には至りません。
このあたりから、午前様に敗戦ムードが出始めます。
守る5回裏。
負のムードが出始めた午前様でしたが、寺投手が気合で三者凡退に打ち取ります。
残る攻撃は2回です。
今日のビアーズ相手に2点差が重くのしかかってきました。
攻める6回表。
せめて1点は返したい場面でしたが、三者凡退に打ち取られてしまいます。
守る6回裏。
これ以上の失点は避けたい場面でしたが、先頭打者にエンタイトルツーベースを打たれてしまいます。
さらに続く打者に送られ、一死3塁とビアーズはとどめの1点を取りに来ました。
ビアーズは確実に1点をとるために、スクイズを仕掛けてきました。
しかし、察知した寺投手が投球をワンバウンドではずし、井田捕手がランナーを挟みアウトにします。
ここ一番で流れを変える好守備が生まれました。
つづく打者も打ち取り、なんとか首の皮1枚つながりました。
いよいよ2点差で最終回です。
この回先頭打者は江川選手。
先ほどの試合とともに、スランプ気味でしたが、ここ一番の集中力がすざましく、好投手深見投手の投げる球に食らいつき、センター前にはじき返します。
ノーアウトのランナーがでます。
続く打者は砂河選手。
打球はセカンドへの跳ねるゴロでしたが、ゲッツー悪送球を呼び込み無死1、3塁とチャンスを広げます。
続く茨山選手は、チームバッティングに徹し、サードゴロでしたが、きっちりランナーを進め一死2、3塁にします。
一打同点のチャンスを作ります。
迎える打者は先程3塁打を放った林選手。
江川選手が安打で出塁した時点で、逆転できると確信したそうです。
右中間へのクリーンヒットでランナーがホームインします。
一人ホームインし、2-3と1点差になります。
さらに砂河選手の好走塁で土壇場で3-3の同点に追いつきます。
同点に追いついたものの、タイブレークでは先行の午前様には分がよくありません。
ここで逆転したい場面です。
井田選手は当てるようなバッティングになりましたが、1、2塁間を抜くヒットとなり、一死1、3塁と逆転のチャンスを作ります。
続く南部選手の当たりは、ショートの頭上を越す執念の安打を放ちます。
ランナーがホームインし、土壇場で4-3と午前様が逆転に成功します。
さらに続く水巻選手は、真芯でとらえ打球をレフト前に運びます。
ダメ押しとなる1点を追加し、5-3と午前様がリードします。
最終回に、午前様ナインが集中安打で逆転に成功しました。
守る最終回裏。
先ほどまで敗戦ムードでしたが、すべて吹き飛びました。
ただし、気を緩めると再び逆転されることが分かっているため、午前様ナインはマウンドに集まり、気を緩めることなく守備の確認をします。
まず一人目をピッチャーフライに打ち取ります。
二人目を三振に打ち取ります。
最後の打者をセカンドフライに打ち取り、ウィニングボールを南部選手ががっちりつかみ、午前様が2年連続の優勝を決めました。
正直この瞬間まで勝てる感じが全くしない、引き締まった試合でした。
日付 | 2020年9月21日(月) |
---|---|
球場 | チューリップスタジアム |
大会名 | 東日本大会 |
対戦相手 | 太田クラブビアーズ |
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
午前様クラブ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | ||
太田クラブビアーズ | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
投 手 寺
捕 手 井田
三塁打 林(3回)
二塁打 井田(2回:打点1)
打順 | 位置 | 選手 | 打席数 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8→7 | 林 | 4 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 | ||
2 | 2 | 井田 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | ||
3 | 4 | 南部 | 4 | 4 | 1 | 1 | 1 | |||
4 | 1 | 寺 | 4 | 3 | 1 | |||||
5 | 3 | 水巻 | 4 | 4 | 2 | 1 | ||||
6 | 5 | 金嶋 | 4 | 4 | 2 | |||||
7 | 6 | 江川 | 3 | 3 | 1 | |||||
8 | 7 | 橘 | 2 | 2 | 1 | |||||
8 | 砂河 | 1 | 1 | |||||||
9 | 9 | 茨山 | 3 | 3 | ||||||
控え | 永原 | |||||||||
控え | 小幡 | |||||||||
控え | 中越 | |||||||||
控え | 西田 | |||||||||
控え | 山本 | |||||||||
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林 9 |
井田 0 |
水巻 18 |
江川 7 |
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南部 33 |
第1試合5回 寺選手:センター前へのクリーンヒット
決勝戦最終回 江川選手:クリーンヒットでノーアウトの出塁
決勝戦最終回 林選手:同点打を放つ
決勝戦最終回 井田選手:逆転につながる安打
決勝戦最終回 南部選手:値千金の逆転打
決勝戦最終回 水巻選手:ダメ押しとなる安打
高校時は本職ファーストでしたが、午前様に入って初めてのファーストについた寺選手。
本職は外野ですが、台所事情で急遽サードの守備についた橘選手。
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中部日本大会出場の映像
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2020年9月21日(月)
投 手 井田 - 金嶋
捕 手 林
二塁打 茨山(3回:打点2)