
夏を思わせる快晴の中、高松宮賜杯富山県大会が開催されました。 今回の会場は、高岡市の城光寺野球場。 富山県では、高校野球の聖地と呼ばれている球場です。

午前様かつて10年以上前に、サブグラウンドでの試合経験がありますが、本球場での試合は初めてです。 聖地で試合ができるとあって、午前様ナインの気持ちもほんのり高揚します。

まずは、サブグランドでウォーミングアップをします。

そしていざ、本球場へ。 ベンチへ向かいます。

富山県の高校に通った経験のある方ならば、高校生の時に試合または応援で、一度は足を踏み入れたことのある伝統ある球場です。

試合前の永原監督のノック。 心なしか軽やかです。

ベンチ前に並ぶ午前様ナイン。

相手は、小矢部代表のビギナーズ。 初めて対戦するチームです。

先発は、おととしの県大会で延長12回を一人で投げ切った平木投手。 調整は万端です。

本日の捕手は、約2年ぶりのマスクとなる林選手。 必勝態勢のオーダーで挑みます。

守る初回は、平木投手が三者凡退に打ち取り、上々の立ち上がりを見せます。

まずは、0点に抑えます。

攻める初回裏。
ビギナーズ先発は、スローボールを駆使するタイプの投手でした。
1番金嶋選手は、初球をためて打ち返し、2塁打を放ちチャンスメイクします。

なおも連続四球等で、一死満塁で迎える打者は5番平木選手。 打った打球は3塁ゴロでしたが、その間に一人ホームインし、午前様がまず先制します。

二死2、3塁から2者連続四死球で、押し出しとなり、さらに1点追加します。

二死満塁から迎える打者は、午前様令和初安打を記録した茨山選手。 初球から積極的に打ちに行き、三遊間を射抜きます。

相手チームの送球が乱れる間に、ランナーが次々ホームインします。

打った茨山選手は三塁を陥れます。
結果的に走者一掃です。
茨山選手4試合連続安打を記録します。

二死3塁から、井田選手も三遊間を射抜き、さらに1点追加します。

打順が一巡し、連続四死球や、パスボールでさらに1点追加します。

二死満塁から、水巻選手の打球はエラーを呼び込みダメ押しの1点をもぎ取ります。

初回に打者一巡の猛攻で、午前様が大きくリードします。

守る2回表。
初回の大量得点は追い風でしたが、攻める時間が長くなりすぎ、平木投手の肩がやや冷えます。
やや制球に苦しみ、一死2塁と得点圏にランナーを背負います。

ここで、ビギナーズ打者にライト線にクリーンヒットを打たれ、1点返されてしまいます。

しかしながら、平木投手が踏ん張り、1失点で切り抜けます。

まだまだリードしていますが、県大会では気を抜くと命とりです。

攻める2回裏。
この回先頭の勝井選手は、死球をもらいすぐに盗塁を決めます。

二死2塁から、井田選手がレフト前に打球をはじき、1点追加します。

続く打者は、県大会で好成績の多い金嶋選手。 カウント1-1からボールを振りぬき、左中間深めに打球が飛びます。

金嶋選手はダイヤモンドを駆け抜け、本塁打となります。 午前様令和1号本塁打記録をGETします。

金嶋選手の本塁打等で、2回で10点差がつきます。
ただ、県大会では何が起こるかわかりません。
2回表も、気が緩んだところで1点返されたこともあり、午前様ナインは気を引き締めます。

守る3回表。
2者連続安打や、パスボールで無死2、3塁のピンチを招いてしまいます。
しかし、ここからまたも平木投手が踏ん張り、後続をファーストフライ、三振に打ち取りビギナーズ打線を抑えます。

失点のピンチを投手力で切り抜けます。

攻める3回裏。
二死2塁から、迎える打者は剛腕長久選手。先の打席でもレフト線ポール際の場外ファールを放っています。
4球粘り、5球目をレフト前にはじき返し、1点追加します。

本日のスタメンの中では、1番の年長者に安打が生まれます。

午前様はどちらかといえば追いかけることのほうが多く、先行逃げ切りのパターンはあまりありません。
本日は、なかなか経験することの少ない、リードを守る試合になっています。

守る4回表。
この回もエラーから先頭打者の出塁を許してしまいます。

さらにビギナーズ打者のたたく打球で、無死1、2塁のピンチとなります。

しかし三度平木投手が踏ん張り、この回も無失点に押さえます。

ここまではワンサイドゲームですが、勝っているときほど油断が生まれます。 午前様ナインは、県大会では嫌というほどその経験を味わっているため、さらに気を引き締めます。

攻める4回裏。
連続四死球で無死満塁から、3番南部選手は、高度な選球眼で四球を選び、押し出して1点追加します。

ここで迎える打者は、代打原田選手。
高校野球ファンとして、城光寺球場での試合を1番楽しみにしていました。

2球目をとらえ、ライト方向に打球が飛び、ライトが後逸します。
その間に2者ホームインします。

憧れの球場で2打点を記録します。
ただ、本部の発表がエラーであったため、惜しくも安打にはなりませんでした。
それでも、午前様の勝利に貢献です。

さらに、無死2、3塁から平木選手もライト方向に打球を飛ばし、2者ホームインします。
この回クリーンナップで5打点GETします。

10点差以上あるため、5回の表を守り切ればコールドです。

大量得点に守られ、平木投手は二者打ち取り、あとアウト一つで勝利です。
しかし、野球は2アウトから。ビギナーズ打者の打球は、センターを突き抜ける3塁打となります。
やはり県大会は、簡単には勝たせてはくれません。

2アウトから、サードへの強襲を金嶋選手がさばきますが、これはファールでした。
あとアウト一つが遠くに感じます。

そして、最後の打者を三振に打ち取り、県大会初戦を突破します。
先発した平木投手は、午前様の令和初勝利投手となりました。

整列し互いの健闘を称えます。

県大会で結果的に快勝できた試合でした。
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金嶋 19 |
茨山 26 |
井田 27 |
長久 24 |
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| 平木 29 ■4回: ライト前ヒット |
井田選手は、高岡の審判の協会に所属しており、
試合後着替えて第3試合の主審を務めました。

午前様で初お披露目の審判姿の井田選手。
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中部日本大会出場の映像
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2019年5月25日(土)
投 手 平木
捕 手 林
本塁打 金嶋(2回) 二塁打 金嶋(1回)