甲子園開幕目前のかなり熱い日曜日。 クラブ対抗決勝戦が行われました。
相手は、砺波4強のレッドスターズ。 春の市民体育大会では、0-2で負けておりますが、昨年は勝利しており、午前様にもチャンスがあります。
本日は、永原監督が奇策を用います。 打順を大きく変更し、今年初の打順を組みますが、これが勝利に結びつきます。
攻める初回表。
一死から、2番井田選手が死球、盗塁で一死2塁と先制のチャンスメイクに成功します。
一人倒れ、二死2塁で迎える打者は、永原マジックで4番に指名された水巻選手。
水巻選手はその期待に応え、先制タイムリー二塁打を放ち、午前様がまず先制します。
先制のホームを踏む井田選手。
レッド戦に強い水巻選手。
先発は、今シーズン、レッドスターズ、米原商事、富山ゴールドライオンズと、すべて各上チーム相手に1点台の防御率の金嶋投手。 特にレッド戦では、得点した後の守りが失点しやすく要注意です。
金嶋投手の立ち上がりは、丁寧なピッチングで打たせて取り無失点に抑え、午前様が試合の主導権を握ります。
攻める2回表。
レッドスターズ相手に1点で勝てることはまずありません。
午前様は追加点がほしいところですが、きっちり抑え込まれてしまいます。
守る2回裏。
試合開始は朝8時半からですが、すでに猛暑熱波でベンチにいるだけでも汗が止まりません。
そんな中での投手や、守備はかなりきついものがあります。
アウトを取りつつも、エラー、四球等で二死満塁、フルカウントとなり、押し出しもある中、金嶋投手は力のこもった投球で見逃し三振に打ち取り、 序盤最大のピンチをしのぎ切ります。
ピンチをしのいだバッテリー
攻める3回表。
ピンチの後には、チャンスありといいます。
この回先頭の林選手が、ライト前ヒットで出塁すると、
永原監督がここで動き、エンドランのサインを指示します。 続く砂河選手は、技ありの内野安打で続き、無死1、2塁のチャンスを作ります。
ここで、永原監督は井田選手に送りバントのサインを出し、井田選手もきっちりバントを決め、 一死2、3塁と絶好のチャンスを作ります。
しかし、レッド相手に簡単に点は取れません。 後続をきっちり抑え込まれ、得点には至りません。
守る3回裏。
一死から、初安打を浴びますが、金嶋投手は動じることなく後続を打ち取ります。
攻める4回表。
この回も、午前様にチャンスが訪れます。
この回先頭の永原ゆ選手は、四球を選び出塁し、
続く椎名選手は、エラーを呼び込み出塁し、3回に続き無死1、2塁のチャンスメイクに成功します。
続く打者は、原田キャプテン。 ここでも永原監督はバントのサインを指示し、原田選手はきっちりバントを決め、一死2、3塁と3回と同じ状況になります。
迎える打者は、本日9番打者に入った林選手。 現在打率上位の林選手を9番打者に置く永原監督の奇策打順ですが、この場面で見事に当たります。
林選手は、フルカウントからバットを振りぬき、二遊間を射抜く二塁打で一気に2者ホームインし、待望の追加点をもぎ取ります。
強豪レッドスターズ相手に、午前様主導で試合が動きます。
本日は、ランナーコーチとして声をだす川岸選手。
守る4回裏。
そろそろレッドの反撃が始まる予感がします。
しかし、この回を抑えきれば、勝利がみえてきます。
そんな中、レッド先頭打者にセンター前に運ばれ、ノーアウトのランナーを許してしまいます。
一人アウトにしますが、エラーで三塁に進塁され、続くレッド打者に、センター深めに打球を運ばれ、タッチアップで1点返されてしまいます。
しかし今日の午前様ナインは、ミス程度で崩れることなく、後続を打ち取り2点リードで、後半へ折り返します。
レッド相手に、2点のリードですが、とても安心できる点差ではありません。
攻める5回表。
水巻選手が安打で出塁し、続く金島選手が四球を選びチャンスメイクしますが、後続を3人連続三振に打ち取られ、ランナーを毎回出すものの、なかなか追加点を取らせてもらえません。
守る5回裏。
追いすがるレッドスターズですが、金嶋投手は打たせて取るピッチングで、レッド打線を封じ込めます。
攻める6回表。
林選手がエラーを呼び込み出塁すると、
続く砂河選手は四球を選び3回の攻撃と三度同じパターンになります。
迎える打者は、井田選手。 ここでも永原監督は、送りバントのサインをだし、井田選手はきっちり決め、一死2、3塁の形を作ります。
しかし、この回も簡単には得点させてもらえず、後続を打ち取られます。
守る6回裏。
この回も、金嶋投手の打たせて取るピッチングで、レッドの追撃をかわします。
攻める最終回表。
この回先頭の金嶋選手は、エラーで出塁し、
一死から椎名選手が四球で出塁後、
金嶋選手が盗塁を決め、一死、1、3塁のチャンスメイクに成功します。
ここで得点できれば、優勝がかなり近くなりますが、逆に無得点に終われば、ゲームの流れ次第で逆転サヨナラ負けの可能性もでてきます。
何としても得点したい場面でしたが、ここでもレッドスターズに抑え込まれ、2点差で最終回の守りを迎えます。
レッド相手の接戦は、緊張感が色濃く漂います。
守る最終回裏。
レッド先頭打者にいきなりセンター前に運ばれます。
続く打者をピッチャーゴロに打ち取り、一死3塁と失点のピンチを迎えます。
ただ、午前様にツキがあったとすれば、2点差であり、3塁ランナーを無視しても良かった点です。
続く打者をサードゴロに仕留め、ランナーにはホームインされてしまいますが、二死ランナーなしとなり、 午前様に有利な状況になります。
最後の打者に向かって、渾身の投球。金嶋投手。
レッド打者の放った打球は、セカンド江川選手が捕球し、ファーストへ送球。
水巻選手が、2大会連続ウイニングボールをつかみ、午前様がクラブ対抗初優勝を決めました。
強敵相手に、接戦を制し、喜びを分かち合う午前様ナイン。
大きな舞台で、強豪相手に勝利を飾り、わずか1週間で2大会を制する快挙を成し遂げました。
![]() |
![]() |
![]() |
水巻 18 |
林 9 ■3回: ライト前ヒット ■4回: 二塁打(左中間:打点2) |
砂河 2 ■3回 内野安打 |
1試合21アウト中、8アウトをとった鉄壁サード 原田選手。
![]() |
中部日本大会出場の映像
Copyright© Gozensama Club. All Right Reserved.
2016年7月31日(日)
投 手 金嶋
捕 手 林
二塁打 水巻(1回:打点1)、林(4回:打点2)