蒸し暑さが少し出始めた5月最後の土曜日。 高松宮杯富山県大会が、砺波市、小矢部市で開幕しました。

午前様は2011年以来5年ぶりの出場です。

県大会でのスコアボードは、代表地域名で表示されます。

県大会では、メンバー表もびっしり記入しなくてはなりません。

永原監督は、慣れしたんだ球場でもあることから、「普段通りの野球で行く」とナインに指示を出します。
相手は、下新川代表のゴッドフェニックス。

まさかのユニフォームかぶりでした。 遠目で見ると、自チームに見えます。
県大会では、出場ナインに対して、アナウンス紹介がされます。 なかなか味わえない体験に、ベンチもわきます。

先発は、高松宮杯 砺波市大会の胴上げ投手の平木投手。 初回の立ち上がりは、ゴッドフェニックスを圧巻の2K三者凡退に打ち取り、上々の立ち上がりです。

攻める初回表。 いつもは、中盤から後半に得点することの多い午前様ですが、本日は初回からビックイニングとなりました。
先頭の砂河選手は四球で出塁すると、

盗塁、パスボールで無死3塁とチャンスメイクに成功します。

続く井田選手は死球をもらい、すぐに盗塁を決め無視2、3塁と先制のチャンスを迎えます。

続く打者は、今シーズン打率、打点トップの江川選手。 甘い球を見逃さずふり抜き、打球がセンター前に転がります。

2者ホームインし、午前様が先制点をもぎ取ります。 打った江川選手は、パスボールで2塁へ進塁し、無死2塁とチャンスが続きます。

迎える打者は、4番永原ゆ選手。 2-2から振り抜いた打球は、二遊間を射抜き、ランナーがホームインします。

初回から、クリーンナップのタイムリーで得点し、午前様が試合の主導権を握ります。

守る2回表も、平木投手が3者凡退に打ち取ります。

攻める2回裏、 この回先頭の金嶋選手は、死球、盗塁で無死2塁のチャンスメイクに成功します。

続く打者は、チューリップスタジアムと相性の良い長森選手。 金嶋選手が盗塁を仕掛けたタイミングで、1塁側に打ち上げてしまいますが、ライトと1塁の間にポトリと落ち、ラッキーな得点打となります。

守る3回表。 平木投手は、この回初めてランナーを背負い、二死1、2塁のピンチを抱えますが、

フェニックス打者の叩きつけた、高いバウンドの打球を、高身長の平木投手がうまく捕球し、ファーストアウトに仕留めます。

平木投手がピンチをしのぎます。

攻める3回裏。 この回先頭の平木投手は、力強いスイングでセンター前にボールを運び出塁します。

続く打者は、大きい舞台での打率、打点が高い水巻選手。 甘い球を狙い撃ち、左中間にボールを運び、

さらにこの回1点追加し、5-0と午前様は序盤で大きくリードします。

守る4回表は、三者凡退に打ち取りますが、

こちらも三者凡退に打ち取られてしまいます。

守る5回表、一死から四球で出塁を許してしまいます。

続く打者をセンターフライに打ち取り、二死1塁から、

ゴッドフェニックスが盗塁を仕掛けてきますが、金嶋捕手の強肩と、井田選手の軽やかな技ありタッチで盗塁を刺します。

ランナーを刺し笑みのでる金嶋捕手。

攻める5回裏。 この回2点入とればコールド勝ちですが、県大会はそんなに甘くもなく、 三者凡退に打ち取られてしまします。

守る6回表。 平木投手に少し、疲れがみえはじめます。
この回一死から、2連打を浴び、一死1、2塁とピンチの場面を迎えてしまいます。

続く打者をセカンドゴロに仕留め、二死となりますが、その間にランナーがホームインし、この試合初失点します。

さらに、続く打者にレフト前に運ばれ1失点し、この回2失点と、点差が3点差になります。

取られたら取り返したい午前様は、代打原田キャプテンを投入します。

原田選手は期待に応え、三遊間を射抜き出塁します。 しかし、後続が続かず得点には至りません。

守る7回表。 疲労の色が見える平木投手ですが、渾身の投球で2三振をもぎ取り、この回無失点で抑えます。

本来ならば、7回で終わりなのですが、県大会は9回までとなるため、まだ試合は続きます。

攻める7回裏。 この回先頭の井田選手が四球、パスボールで3塁へ進塁し、チャンスを作りますが、追加点を取るところまで至りません。 午前様としては、もう1得点がほしいところです。

守る8回表。 ここまで一人で投げ抜き、疲労がある中でも、打球に飛びつく平木投手に午前様ナインが奮起します。

二死から、二遊間を射抜く打球を、名手江川選手が好プレーで仕留めます。

好プレーに笑みの出る江川選手。

試合は9回の表の守り。 この回守り切れば、午前様の勝利です。

この回のフェニックス先頭打者に、右中間に打球を運ばれ、無死2塁とされてしまいます。 ゴッドフェニックスも、最終回ですが、あきらめない姿勢が見えます。

しかし、この場面でも平木投手は普段通りの投球で、
キャッチャーゴロ、

センターフライ、

サードゴロに打ち取り、午前様が初戦を突破しました。

9回完投勝利の咆哮を上げる平木投手。

地元開催で、まずは1勝です。
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| 江川 7 ■1回: センター前ヒット(打点2) |
永原ゆ 17 ■1回: センター前ヒット (打点1) |
長森 20 ■2回 内野安打 (打点1) |
平木29 |
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| 水巻 18 ■3回: 2塁打(左中間 打点1) |
原田 4 ■6回: レフト前ヒット |
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フォームを改造してきた砂河選手

勝利を決めたタイムリー安打1打点 永原ゆ選手

今シーズンの成績が独走し始めた江川選手
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中部日本大会出場の映像
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2016年5月28日(土)
投 手 平木
捕 手 金嶋
二塁打 水巻(3回 打点1)