高校野球の富山県代表も決まり、夏の野球シーズン真っ盛りの7月最後の水曜日、 国体記念ナイターが開催されました。
相手は、午前様永遠のライバル市立砺波総合病院。 今シーズンは1勝1敗と五分の相手です。 特に先日の朝間野球では、ぎりぎりのことろで粘り負けし、午前様ナインも気を緩めず強敵相手の目つきで挑みます。
本日は、午前様の若手選手が全員集合し、スタメン平均年齢21.6歳と、大学野球並みの年齢層です。
決勝戦といえど、永原監督の普段通りのノックを行い、自然体の体制で挑みます。
自然体のノック 永原監督
先発は、昨年の胴上げ投手の椎名投手。
本日は大所帯です。
守りについても、ベンチにはまだこれだけの選手が控えています
ファールフライに飛びつく金嶋選手
守る初回表。
病院先頭打者に内野安打で出塁されます。
さらに、一死からフィルダースチョイスで出塁され、一死1、2塁のピンチを迎えます。
先日の朝間野球のこともあり、勢いに乗った病院は非常に強く、初回に点を献上すると病院に流れが向き、午前様にとって不利な試合展開が予測されます。
しかし、続く打者のあたりは、キャッチャーフライで、1塁ランナーが飛び出しており、林捕手は1塁へ送球しアウト。
嫌な流れを見事に断ち切ります。
攻める初回裏。 先頭砂河選手が安打で出塁しますが、病院強肩捕手に一刺しされ、3人で攻撃を終えます。
病院先頭打者の打球は、セカンドゴロでしたが、悪送球で1塁を回り、2塁へ進塁しますが、カバーに入っていた林捕手の好返球で、2塁タッチアウトにし、事なきを得ます。
後続の打者も打ち取り、無失点に抑えます。
攻める裏の攻撃。 一死から椎名選手が二塁打で出塁します。
一人打ち取られ、二死2塁の場面で、迎える打者は林選手。 放った打球は二遊間を射抜き先制点をGETします。
なおも、続く井田選手が四球、勝井選手が内野安打で二死満塁のチャンスメイクに成功します。
ここで迎える打者は、勝負強い砂河選手。 レフト前に打球を飛ばし、レフトからの返球がそれる間に、ランナーが全員ホームインし、一気に4-0となります。
勝負強さを見せた砂河選手
序盤にリードをとります。
本日は、選手層が非常に厚かったこともあり、永原監督は当初から継投策を打ち出していました。 先発の椎名投手も、初めから3回までと指示されていたこともあり、力のこもった投球で3回をなんなく抑えます。
2番手平木投手とサインの打ち合わせをする林捕手。
裏の攻めは、一死から水巻選手が2塁打で出塁し、
ピンチヒッター山本選手が進塁打で二死3塁となりましたが、得点に至りません。
2番手投手は、先日のビアーズ戦で好投した平木投手。 日本人離れした長い足と手で、重みのある球を抛ります。
病院先頭打者の打球はピッチャーライナーでしたが、平木投手が反射神経のよさを見せ捕球アウトにします。
続く打者にセンター前に運ばれ出塁されて今しますが後続を、
ファーストフライ、
サードゴロに仕留め、上々の立ち上がりを見せます。
攻める裏、この回先頭の林選手が2打席連続安打で出塁し、センターがエラーの間に3塁を陥れます。
続く井田選手も2打席連続四球で出塁し、2塁への盗塁を試みますが、病院強肩捕手に刺されアウトとなります。
一死から、勝井選手のあたりは、セオリー通りのレフトフライでタッチアップを狙いますが、 病院の好連携プレーでホームアウトとなります。
この回から、スタメン選手が少しずつ交代していきます。 ベンチからの強い声出しに、午前様ナインも声をしっかり出して守備につきます。
ベンチからの声にポーズをとる金嶋選手
この回の平木投手はやや制球が乱れ、一死からの2者連続四球でピンチを招いてしまいますが、後続をセカンドフライ、三振に打ち取り無失点に抑えます。
ひとしれずガッツポーズ
攻める裏の回、一死から金嶋選手が四球で出塁。
代打川岸選手は死球で出塁。
二死となり、迎える打者は平木投手。 力の限り振りぬいたスイングで、打球を左中間深くまで運ぶ三塁打となり、2者ホームインします。
続く永原ゆ選手は四球で出塁し、パスボールの間に3塁ランナーがホームインし、ランナーも2塁へ進塁します。
ここで迎える打者は、本日あたっている林選手。 シャープに振りぬき、打球はセンター前に転がり、2塁ランナーがホームイン。 3打席連続安打で猛打賞となります。
点差が開き、少し余裕が出だした感がありましたが、そこを突かれたのか、2者連続安打で無死1、2塁のピンチを招いてしまいます。
しかし、今日の午前様ナインは守備の連係もしっかり決まります。 ショートに飛んだ打球を、
6、
4、
3のダブルプレーに打ち取り、続く打者もセンターフライに打ち取ります。
大事な場面での好プレーに満面の笑み 井田選手
スタメン9人のうち、5人が交代する中、午前様怒濤の攻撃が続きます。
まず、先頭ベテラン西田選手は、ショートエラーの間に出塁します。
ネクストサークルで見守る原田選手。
続く砂河選手も、サードのエラーを呼び込み出塁し、無死1、2塁のチャンスメイクに成功します。
一人倒れ、迎える打者はもっか首位打者の川岸選手。 今シーズンの好調さを物語るかのようなスイングで放った打球は、ライトの頭上をこえフェンスの前まで転がります。
全力で走りぬき、なんとホームランになります。
攻撃はさらに続き、平木選手がファーストエラーで出塁すると、続く打者は
永原ゆ選手。 本日は無安打ながら、長打狙いの打席が続いています。
パスボールの間にランナーは2塁へ
狙い澄まして放った打球は、左中間に突き刺さる2塁打となります。
本日は下弦ぎみの月が勝負の行方を見守っています。
先日の敗戦もあり、点を取っても気を緩めにくかったところもありますが、 気がつくと大量点差で迎える最終回。 あと3アウトで優勝です。
ここまで無失点できた平木投手。 病院先頭打者を三振にうちとり、まず1アウト取ります。
続く病院打者のあたりは、ライト前に転がる打球でしたが、ライト永原ゆ選手の好プレーでライトゴロに仕留め2アウト。
最後の打者を力のこもったストレートで三振に打ち取りゲームセット。 平木投手は見事胴上げ投手となりました。
結果的にワンサイドゲームでしたが、そんな感じはまったくありませんでした。
表彰を受ける永原監督
準優勝の市立砺波総合病院
恒例の記念写真
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市立砺波総合病院のみなさん
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原田キャプテン
山本主将
縁の下を支えた中澤会計
祝勝会にかけつけた中越選手
本塁打を放った川岸選手
胴上げ投手 平木投手。
勝利投手 椎名投手。
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砂河 2 |
椎名6 ■2回: 二塁打(右中間) |
林 9 |
勝井 21 ■2回: 内野安打 |
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水巻 18 |
平木 29 ■5回: 三塁打(左中間:打点2) |
川岸 3 ■6回: 本塁打(ライトオーバー:打点3) |
永原ゆ ■6回: 二塁打(左中間:打点1) |
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中部日本大会出場の映像
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2015年7月29日(水)
投 手 椎名 - 平木
捕 手 林
本塁打 川岸(6回:打点3)
3塁打 平木(5回:打点2)
2塁打 椎名(2回)、水巻(3回)、永原ゆ(6回)