都市対抗野球の結果

6/7(対 レッドスターズ)

12年ぶりの歴史的勝利

梅雨入り間直の6月初旬、砺波の夜高祭りを1週間後に控え快晴の中都市対抗野球大会の準決勝が行われました。

相手は砺波4強のレッドスターズ。 午前様にとっては、2003年6月29日に勝利して以降勝てたことのない、「超えられない壁」です。

しかも本日は、監督が仕事の都合により来られず、また午前様首脳陣も都合がつかず若手のみで試合に挑みます。 そのため本日は、原田キャプテンが監督代行を務めます。

メンバー表監督欄は、原田キャプテン


監督ノックをする原田監督代行

午前様クラブの写真撮影は一眼レフで行っていますが、レッドスターズは対戦相手の中で唯一一眼レフで撮影しており、撮影対決の試合でもあります。

一眼レフで撮影するレッドスターズ荒木部長

午前様の先発は、水巻投手。 台所事情が非常に厳しい中での志願先発です。

守る初回表は、エラーでの出塁を許してしまいますが、無得点に抑え、上々の立ち上がりを見せます。

先発 水巻投手

午前様が主導権を握る

攻める初回裏。 先頭砂河選手の当たりはセカンドゴロでしたが、エラーを呼び込み出塁に成功します。 初球から盗塁を決め、無死2塁とチャンスメイクに成功します。

きわどいながらも出塁成功 砂河選手

続く井田選手は、三塁線上にきっちりバントし、一死3塁と先制のチャンスをさらに高めます。 一人打ち取られ二死3塁から4番水巻選手は死球で出塁します。

きっちりバントを決めた井田選手

続く打者は5番永原ゆ選手。 打席集中力が高く、レッド渡辺投手の初球を振り抜き打球が左中間を抜け、スタンド手前まで打球が飛び、その間に2者ホームインし値千金の先制点をもぎ取ります。

先制三塁打 永原ゆ選手

レッドスターズから先制点GET

守る2回表。リードを奪ったとはいえ、油断大敵の相手です。 死球、でランナーが出ると、長打で1点返されてしまいます。

しかし、午前様守備陣も粘り、1失点でしのぎ切ります。

気合の3塁守備 原田監督代行

ピンチをしのぎ笑みの出る外野手二人

攻める2回裏、先頭林選手が二塁打を放ち得点圏にランナーを進めますが、 あと一本が出ず、無得点に終わります。

一気に打率3割へ 林選手

2回が終わって、午前様がリード

午前様ついに追いつかれる

守る3回表。レッドスターズが牙をむき出します。 長打を含む三連打で、2失点してしまい、いきなり逆転されてしまいます。

しかし、今日の午前様はぎりぎりのところで踏ん張ります。 失点しても、気持ちを上手に切り替え、一人一人抑えていき最少失点で切り抜けます。

徹底したカバーと、機敏な動きで好守備 井田選手

取られたら取り返す

いつもであれば、レッドスターズにじわりじわり点差を付けられていくところですが、本日の午前様には粘りがありました。 先頭井田選手が全力で振り抜いた打球は、センターの頭上を越える三塁打となり、同点に追いつくチャンスを作ります。

三塁打でチャンスメイク 井田選手

打席には、このところ少々スランプ気味の江川選手。 この打席を勝負どころと感じ、たたく打撃で内野ゴロでファーストアウトとなりますが、その間に三塁ランナーがホームインし同点に追いつきます。

同点に追いつく打点1 江川選手

3回を終わって同点 互角の戦いです

それでも突き放してくる強敵レッドスターズ

何とか投手戦に持ち込みたいところですが、それでも点を取っていくのがレッドスターズ。 先頭ランナーが安打で出塁すると、一死3塁の形を作り、犠牲フライで難なく1点もぎ取っていきます。

難しい球をグローブ上部で捕球 平木選手

強肩林捕手の存在が、レッドの機動力を抑えます

センター深い位置への犠牲フライ

やはりレッドには勝てないのか…
そんな気にさえなる重い1失点でしたが、午前様ナインの目はまだ死んでいません。

4回表を終えて1点ビハインド

神がかり的な攻撃を展開する午前様ナイン

強敵に勝つには、得点差を大きく取らないといけません。 試合も中盤に差し掛かり、1点ビハインドの状況が午前様に重くのしかかります。

この回先頭の平木選手。 放った打球は、ショートの後ろに落ちる打球で午前様初安打を放ちます。 さらに盗塁を決め無死2塁のチャンスメイクに成功します。

午前様初安打平木選手。(写真かぶり)

続く林選手の打球は、レフトフライでしたが、エラーを呼び込み出塁。 その間に平木選手が進塁し、無死1、3塁とチャンスを広げます。 更に、林選手が盗塁を決め、無死2、3塁とします。

エラーを呼び込んで出塁 林選手

失策等ミスは失点につながりやすいものです。 逆を言うと相手のミスはチャンスでもあります。

打席には、今年が後厄西田選手。 失策により失点した分を取り返したい一心で振り抜いた打球は、二遊間を抜き、センター前に転がり一気に2者ホームインし、逆転に成功します。

渾身のガッツポーズ 西田選手

パスボールで3塁を陥れ、一死3塁と更にチャンスが続きます。 続く打者は砂河選手。 放った打球は転がす打球で自身はアウトになりますが、その間にランナーがホームインし、午前様は2点ビハインドを摂ります。

転がす打球で追加点 砂河選手

4回を終えて流れが午前様に大きく傾きます。

味方が逆転したことで、士気が高まり午前様ナインによい流れになります。 水巻選手の手は既に豆がつぶれそうになっており、血染めボール寸前の状態でしたが、味方の逆転に自身を奮い立たせ渾身の投球でこの試合初めての三者凡退に打ち取ります。

渾身の投球 水巻投手

試合を決定づけるダメ押し

攻める5回裏。一死1塁から平木選手の放った打球はピッチャーへの打球でしたが、ファーストへの悪送球によりボールがファールゾーンへ流れ、その間に1者ホームインし自身も3塁を陥れます。

何でもないゴロが三塁打相当の結果に 平木選手

1塁から一気にホームへ走る水巻選手

二死三塁で迎える打者は原田監督代行。 放った打球はショートゴロでしたが、またもやエラーを呼び込みその間に3塁ランナーがホームインしダメ押しとなる8点目をもぎ取ります。

勝利を決定づけるダメ押し8点目 原田監督代行

勝利まであとアウト6つ

レッドスターズ相手に今まで経験したことのない4点差ビハインドは、午前様ナインに緊張感をあたえます。 しかし、それが良い方向に働き、試合終盤に来ても、午前様ナインの集中力は衰えません。 6回の攻防は、両チームとも無得点に終わります。

とにかく踏ん張る午前様ナイン

4点ビハインドで最終回

レッドスターズは、午前様にとっては超えられない壁の象徴でした。 最後に勝利してから12年の間、レッドスターズはどんどん強くなり、一時期は3回も持たずして10点差つくこともしばしばありました。

勝利までアウトカウントあと3つです。

限界を超えての渾身の投球

先発の水巻投手も既に限界を超えておりましたが、気合の投球を見せます。 そして、一人目の打者をセンターフライに打ち取り、1アウト。

1アウト目はセンターフライ

そして二人目をサードゴロに仕留め2アウト。

2アウト目はサードゴロ。

最後の打者をファーストゴロに打ち取りゲームセット。

ウイニングボールは平木選手。

午前様がレッドスターズに勝利した瞬間でした。

原田監督代行(左)と完投勝利の水巻投手(右)

■試合情報
日付

2015年6月7日(日)

球場 チューリップスタジアム
大会名 都市対抗野球
対戦相手 レッドスターズ
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9
レッドスターズ 0 1 2 1 0 0 0     4
午前様クラブ 2 0 1 3 2 0 ×     8

投 手 水巻

捕 手 林
3塁打 永原ゆ(1回:打点2)、井田(3回)

2塁打 林(2回)

打順 位置 選手 打席数 打数 安打 打点 四死球 犠打 盗塁 三振
1 8 砂河 4 4   1     1  
2 4 井田 4 3 1     1 1  
3 6 江川 4 4   1        
4 1 水巻 3 1     2      
5 7 永原ゆ 3 3 1 2       1
6 3 平木 3 3 1 1     1  
7 2 3 3 1       1  
8 5 原田 3 3   1        
9 9 西田 3 3 1 2        
  控え 小幡                
  控え 横山                
                     

今日のヒット

永原ゆ 17
■1回:
三塁打(左中間:打点2)

林 9
■2回:
二塁打(左中間)

井田 27
■3回:
三塁打(センターオーバー)

平木29
■4回:
内野安打
     

西田 1
■5回:
センター前ヒット(打点2)

     

6/7(対 太田クラブビアーズ)

もはや宿命。
太田クラブビアーズと三度対戦

レッドスターズに勝利した余韻が残る中、30分ほど休憩をはさみ決勝戦が行われました。 午前様はダブルヘッダーとなる2試合目です。

相手は、今シーズンはじまって2ヶ月程ですが、3度目の対戦となる太田クラブビアーズ。 くしくも両チームともAクラスチームを破っての決勝進出です。

激戦の後のダブルヘッダー、首脳陣の不在など悪条件の中でしたが、午前様ナインは気持ちを振り絞って決勝戦に挑みます。 決勝の先発は、平木投手。 しかしながら、急遽決まった先発であったこともあり、投げ込みが完全でない状態でのマウンドです。

先発平木投手

攻める初回表は、ビアーズ先発の平木投手に凡退に打ち取られてしまいます。

守る初回裏。午前様平木投手の肩がまだあったまっていないところを攻め込まれ、安打、死球、内野ゴロで先制されてしまいます。

しかし、午前様内野陣も奮闘し、1失点で切り抜けます。

ショート深い位置への打球も軽くさばく 井田選手

肩痛により、2試合目のファーストの江川選手

飛び出したランナーを4→5タッチアウト

決勝戦は、準決勝とうって変わって投手戦となります。 午前様は、ビアーズ平木投手攻略の糸口がつかめず、なかなか得点することが出来ません。

しかし、午前様平木投手も回を追うごとに調子が上がり、失点を許しません。

またこの試合も引き続き監督代行を務めるサード原田選手のところへ、打球が5つ飛びますが、無失策で完璧な守備を見せます。

鉄壁サード守備 原田監督代行

ランナーを背負いながらもきっちり抑えるバッテリー

本試合は、人手不足もあり、厄年横山選手も打席に立つほどでした。

1球打席 横山選手

試合が動いたのは、守る4回裏。 一死から立て続けに外野を超える長打をもらい、1失点してしまいます。

ライトオーバー

センターオーバー

2点ビハインドとなり、何とか点のほしいところですが、好投ビアーズ平木投手と、手堅い守りの守備になかなか突破口を見いだせません。

砂河選手がビアーズショート相手に、送球と足の勝負を挑みます。

予告出塁 砂河選手

放った打球は、ショートやや深めの位置に転がりますが、かなり素早いモーションで送球します。

結果は、スローモーションで見ないとわからないぐらいの差でアウトとなりましたが、見ごたえのある勝負でした。

ベースを踏むわずかな差でアウト。見ごたえがあります

そんな中気をはいたのが永原ゆ選手。 5回までビアーズ平木投手にノーヒットノーランされていましたが、攻める6回表にサード強襲の安打でノーヒットノーランを崩します。

まずは突破口を開いた永原ゆ選手

更に続く水巻選手の打球はサードへ転がりますが、エラーを誘い込み出塁。 二死1、2塁とこの試合初めてのチャンスを迎えます。

エラーを誘い込みチャンスを広げます。

しかし、あと一本が出ず無得点に終わります。

共に甲子園へ行ったチームメイト同士 安念選手(左)江川選手(右)

6回は両チームとも無得点に終わり、最終回の攻撃を迎えます。

点差は2点。 ここまで午前様平木投手が失点はしたものの、要所を抑える快投でむしろたった2失点で踏みとどまっていると言えます。

打順はその平木選手から。 放った打球はセカンドへ転がりますが、悪送球を呼び込み出塁に成功します。

土壇場で出塁 平木選手

続く打者は、先ほどの試合で打率を3割に乗せた林選手。 振り抜いた打球は、センターの頭上を越える長打になります。

1塁ランナー平木選手の懸命の走りでホームインし、土壇場で1点返します。 無死ランナー2塁。

おそらくビアーズ側からすると、また同点延長がよぎったかもしれません。

激走 平木選手

しかし今回は、ギリギリまで粘りましたが追いつけずゲームセットとなりました。 午前様クラブは部都市対抗野球砺波地区予選準優勝で本大会を終えました。

■試合情報
日付

2015年6月7日(日)

球場 チューリップスタジアム
大会名 都市対抗野球
対戦相手 太田クラブビアーズ
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9
午前様クラブ    
太田クラブビアーズ ×    

投 手 平木

捕 手 林

2塁打 林(7回:打点1)

打順 位置 選手 打席数 打数 安打 打点 四死球 犠打 盗塁 三振
1 8 砂河 4 4            
2 4 井田 3 3            
3 7 永原ゆ 3 3 1          
4 4 水巻 3 3            
5 3 江川 3 3           1
6 1 平木 3 3            
7 2 3 2 1 1 1      
8 5 原田 2 2           1
  代打 勝井 1 1            
9 9 横山 1 1            
  9 西田 2 2           1
  控え 小幡                
                     
                     

今日のヒット

永原ゆ 17
■6回:
レフト前ヒット

林9
■7回:
二塁打(センターオーバー:打点1)

中部日本大会出場の映像

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