貴重な先制打を放った中越選手
現在Gリーグ首位の午前様のGリーグ前期最終戦は、気温の熱い中開始されました。 この試合に勝った方がほぼ前期優勝を決定づけるGリーグ天王山ともいえる試合であり、双方負けられない試合でした。 意地と意地の試合は、天王山にふさわしく投手戦となりました。 初回から双方ランナーを出しつつも、決定打を決められず0更新が続きます。 3回裏の攻撃は、山崎選手四球、横山選手エラーによる出塁となり、チャンスをつかみ、さらにパスボールにより1死三塁二塁と絶好のチャンスを迎えます。 ここで打席は、2006年度MVPの中越選手。慎重に打球を選びながらも振りぬいた打球はライト方向へ抜け、格上のサンエツ金属から先制点をもぎ取ります。 守る4回表。野球の流れとしては、点を取ったときの守りが緩くなり失点してしまうケースが多々ありますが、今シーズンの午前様はその痛さをよく知っており、死に物狂いで守抜き、失点を許しません。 その後は更なる投手戦となり、サンエツ金属の猛反撃に粘り強く耐えます。午前様としてはここで追加点がほしいところでしたが、バッタバッタと打ち取られなかなか突き放すことができず、膠着状態となります。 試合が動いたのは、6回表の守り。ランナーを許しつつも、2アウトまでもぎ取りますが、猛攻に耐えきれず1点献上してしまいます。 しかしなんとか1点で抑えて、最終回の守りに入ります。 ここのところの試合の流れとして、午前様は追いつかれると敗北する悪夢のようなジンクスがあり、最終回に緊張感が走ります。 ランナーを背負いピンチになりつつも、2アウトまでこぎつけ、2死三塁一塁の場面での打球はピッチャー、セカンド、ファーストの中間ゾーンに転がる打球となり、セカンドがさばきますが間に合わず、無念の失点を許してしまいます。 しかし、ここからがいつもの午前様と違いました。 後続のバッターを、横山投手の力投で三振に打ち取り最終回の裏の攻撃に託します。 攻める7回裏、鋭い当たりはでるものの、サンエツ金属の守備を射抜くことができず無得点で終わります。 ここで、Gリーグ規定により引き分け終了となるのですが、投手戦であったため、時間があまり、Gリーグ規定試合時間90分以内限定での延長戦となりました。 ここタイミングでの延長は、試合の流れを主導しているサンエツ金属に有利な状況ともいえますが、午前様スピリットがここで発揮され、勝てるチャンスがあるのに引き分けで逃げるわけにはいかないと、あえて不利であっても勝てるチャンスにかける方を午前様は選択しました。 守る8回裏、やはりサンエツ金属の猛攻に、ピンチとなりますが、ここで負けられないというスピリットが炎の如く燃え盛り、不利な状況を耐え抜きサンエツ金属を0点に抑えます。 この時点で時間的にGリーグ規定時間に到達したため、延長戦ではありますが、最後の攻撃となります。 攻めきれれば勝てる試合でしたが、負けられないというスピリットは、午前様と同じくらい、サンエツ金属側にも強いスピリットがあり、残念ながら得点を得られる引き分け終了となりました。 しかしながら、格上相手に、気持で負けなかった午前様は、Gリーグ前期2勝1敗2分けと堂々たる成績で前期を終了しました。
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永原 30 ■1回: ライト前ヒット |
中越 11 ■3回: ライト前ヒット (打点2) |
山崎 26 ■5回: センター前ヒット |
![]() 先発クリーンアップでクリーンヒット 永原監督 |
![]() サンエツ打線を耐えしのいだ原田選手 |
![]() 復帰後初試合出場 橘選手 |
![]() 熱い中踏ん張り熱投した横山選手 |
試合の後の反省会のひとコマ。河原選手。
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中部日本大会出場の映像
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投 手 横山
捕 手 山本