賞状を受け取る永原監督
昼間は夏日のような暑さが続きますが、集合時間は肌寒い6月。 北日本新聞朝間野球大会決勝戦がチューリップスタジアムで行われました。 相手は砺波4強の一角、もつ鍋酒場万歳AW。 くしくも昨年の決勝戦と同一カードです。 昨年はAWの攻撃をしのぎ切り、ベンチ攻めの采配で午前様が何とか勝利できましたが、苦戦必至の相手です。
まだ月がはっきり見える時間帯でした。
集合時間は、本日も午前4時。
空を見上げると、美しい三日月が輝いていました。
グラウンドはまだ真っ暗です
ベンチに入ると、まだ暗く、まるでナイター前のようです。
やがて朝もやから明るくなり、午前様ナインはウォーミングアップを始めます。
ベンチ前で指示を出す永原監督
初回のベンチ前円陣
気合の先制打 江川選手
先発の水巻投手
試合前に、永原監督から今日の試合に向けての指示が出され、午前様ナインは決戦とばかりに気合を入れます。
AWの先発は砺波屈指のピッチャー宝田投手。 午前様としては、先手を取り逃げ切りたいところです。
攻める初回表。 先頭打者の武部選手は、カウント1-3から打った打球はショート正面でしたが、ファーストへの悪送球を呼び込み一気に2塁を陥れます。 いきなり先制のチャンスを迎え、続く金嶋選手がきっちり送りチャンスを広げます。 続く打者は江川選手。放った打球はセカンドゴロでしたが、再度エラーを呼び込み出塁。 その間に3塁ランナーがホームインし、幸先の良い先制点をGETします。
守る初回裏。
先発は今シーズン早くも4試合目の登板となる水巻投手。
昨年県大会の雪辱を果たすためにも、気合の入った登板です。
良い流で点を取った午前様としてはきっちり抑えたいところです。
水巻投手の第1球目をAW小谷選手にいきなりセンターへやや大きめの当たりが飛び、一瞬ひやっとしますが、センター武部選手が正面で捕球します。 しかし水巻投手はひるむことなく、後続2人を打ち取り三者凡退で初回裏を締めます。
攻める2回表は、肩の温まったAW宝田投手の前に2K3者凡退に打ち取られてしまいます。
守る2回裏。
AW先頭打者をエラーから出塁させてしまいますが、後続一人を打ち取り一死2塁となります。
続くAW打者は、ライト方向に流すバッティングでライト深い位置へボールが転がります。
その間に2塁ランナーがホームインし、痛恨の同点に追いつかれてしまいます。
少々嫌な流れに傾きそうな気配が漂います。
一死1塁からAW打者の放った打球は内野にポトリと落ちそうな打球でしたが、金嶋選手がきっちり捕球し、ランナーが飛び出していたためファーストへ送球し、ダブルプレーに打ち取り失点を1点で食い止めました。
3回は両チームとも無得点に終わり、攻める4回表。 本調子になってきたAW宝田投手から1点を追加しないといけない午前様ですが、 テンポの良いリズムと、緩急をつけるピッチングで翻弄され、午前様打線が沈黙してしまいます。
そして守る4回裏。 AW先頭打者を死球で出塁させてしまうと、続く打者にライト前に運ばれ無死1、2塁。とピンチを迎えてしまいます。 続くAW打者は、バントエンドランを仕掛けてきますが、打球が前に転がらずファールが続きます。 結局サードゴロに打ち取り、ランナーの進塁も阻止します。 ところがその少し安堵した矢先、続くAW打者にヒットエンドランを決められ一人ホームインされ1-2と逆転を許してしまいます。 結局この回さらに1点追加され、1-3と午前様はリードを許してしまいます。
攻める5回表。 点を取られた後にすぐに取り返したい午前様でしたが、2K三者凡退に打ち取られ、反撃の糸口がつかめません。
守る5回裏。
AW先頭打者にライトフェンスにまで到達する三塁打性の長打を打たれ、ますが、ライト永原ゆ選手のフェンス際の打球処理→セカンドへの返球が早くランナーを2塁に足止めします。
さらに続くAW打者に死球を与えてしまい、無死1、2塁。しかも、すぐさまダブルスチールを仕掛けられ無死2、3塁のピンチを迎えてしまいます。
無死三塁のランナーは、思ったより得点に結びつきにくいもので、午前様にとっては踏ん張りどころです。
後続二人を三振、ショートフライに打ち取り二死2、3塁までこぎつけますが、パスボールで痛い追加点を献上してしまいます。
6回の攻防は、両チームとも3者凡退で終わり、攻める最終回の表。
午前様にとってはもう後がありません。
一死から水巻投手の放った打球は、ショートのエラーを呼び込み、センターまでボールが転がり、執念の打球で出塁します。
続く長久選手も、意地の打球がサードのエラーを呼び込み出塁しますが、守備の時に痛めた足が走塁時にさらに痛めてしまい、森田選手が代走に入ります。
一死1、2塁で迎えるバッターは永原ゆ選手。放った打球はショートゴロでしたが、ランナーが進塁し二死2、3塁となります。
2アウトで3点差。まさに正念場となります。迎えるバッターは原田選手。今日の打席はここまで2三振ですが、死にもの狂いでAW宝田投手の投球にくらいき、放った打球はライト方向にセカンドとライトの中間ぐらいに落ちそうな打球が飛びます。
もしポトリと落ちれば2得点でしたが、ライトが捕球し無念の敗退となりました。
閉会式に整列する午前様ナイン
試合後整列し、閉会式が行われました。 敗退したとはいえ、準優勝。永原監督、山本選手、原田選手が賞状とカップを受け取り、午前様の北日本新聞朝間野球大会が終了しました。
本年は準優勝でした。
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水巻 18 |
ベンチ前円陣の一コマ。午前様ナインに御来光が輝いています。
原田キャプテンにも御来光が輝いています。
![]() 今日のベンチの様子 |
![]() ノックを補佐 |
![]() ノックを受ける |
![]() 先制ホームを踏んだ |
![]() 先制をアシストする犠打 |
![]() コーチボックスから戦況を見守る |
![]() 足を痛めながらも奮戦 |
![]() 本日はファーストを死守 |
![]() 盤石だった今日の三遊間 |
![]() 三塁への進塁を止める打球処理 |
![]() 最終回執念の出塁打 |
![]() ノックを受ける |
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中部日本大会出場の映像
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2013年6月5日(水)
投 手 水巻
捕 手 山本