強豪米原を相手に7回を投げ抜いた 水巻投手
梅雨入り間近な5月終盤、1塁側からレフト方向へ強めの風が吹く中、北日本新聞朝間野球1回戦が行われました。
午前様は、昨年本大会を優勝しており、V2目指して挑みます。
対戦相手は、砺波市1部登録の米原商事。2部登録の午前様とは文字通りワンランク上の強豪チームです。
2010年の同大会で、米原商事相手に、中越投手が完封同点ながらジャンケン負けということがありましたが、今回は水巻投手が米原打線に挑みます。
朝4時の段階で、午前様メンバーの車がぞろり
本日の集合時間は、午前4時。チーム名とは裏腹に、朝に弱いメンバーも多くまた、雨も降りしきる中でしたが、主力選手、サブ、ベテランが薄暗いなかきっちり集合していました。
午前様クラブは現在所属選手25名ですが、本日は20人集合し、さらに本大会は他チーム登録の澤木選手も応援に駆けつけられ、総勢21名で決勝進出を狙います。
ベンチに20人もいると、かなりの迫力がある中、永原監督から作戦指示が出され、メンバー一同引き締まった面持ちで整列します。
今季最多の20人+澤木選手(応援)が参加
守る初回表は、先発水巻投手が上々の立ち上がりを見せ、米原打線を3者凡退に打ち取ります。
攻める初回裏は、先頭砂河選手が四球で出塁しますが、米原先発の永森投手に後続を打ち取られてしまいます。
値千金の同点本塁打 山本選手
試合が動いたのは、守る2回表。 四球で無死1塁から、米原5番打者に左中間に運ばれ先制点を許してしまいます。 無死2塁から、米原ランナーが3塁への盗塁に対して、キャッチャーから3塁への送球がそれ、その間にランナーにホームインされてしまい、アンラッキーな追加点を許してしまい、 午前様は2点のビハインドを序盤で抱えます。
攻める2回裏。 先頭山本選手が四球で出塁すると、打席に立った長久選手に送りバントのサインが出され、バントした打球は、1塁線ライン上を転がってフェアゾーンに止まり、米原守備陣がファールゾーンへボールが転がるのを待っていたためヒットとなり、 無死1、2塁。 さらにパスボールで無死2、3塁。 しかも、続く武部選手が死球をもらい、無死満塁と絶好のチャンスを迎えます。
スクイズも視野に入れられる場面ですが、満塁でのスクイズはタッチ不要の為リスクが高く、午前様ベンチは強行を選択します。 しかし、米原の永森投手のここ一番での投球には手も足も出ず、後続3人を打ち取られ絶好のチャンスを生かすことができません。
守る3回表をきっちり抑え、攻める3回裏の攻撃。 2アウトから永原ゆ選手が四球を選ぶと、迎えるバッターは早朝打者の異名をもつ山本選手。 フルカウントから放った打球は、おりしもの風もありレフト、センターの間を超え左中間深く突き刺さります。
1塁ランナーがホームインし、打った山本選手もそのままホームインし、今回も早朝長打で値千金の同点打となります。
守る4回表は味方の同点打で士気が上がり、三者凡退に打ち取ります。
攻める4回裏は、同点に追いついた勢いで逆転を狙いたいところです。 一死から、長野で大当たりの水巻投手が、狙い澄まし右中間へ深く突き刺さる長打で2塁をけり3塁へ向かいますが、ボールがグランドエリアの外に出てしまい、エンタイトル2ベースで出塁します。 しかし、パスボールで3塁へ進塁し、一死3塁と逆転のチャンスが巡ってきます。
ここが勝負どころと踏み、永原監督が動きます。
フルカウントから相手の裏をかく奇襲のスクイズを指示します。
この時、米原守備陣はスクイズに対して完全無警戒ではあり、3塁ランナーがスタートを切った時は裏をかき切っていましたが、米原永森投手の球威が勝り、打者の構えたバットのやや上部にあたり、打球は後方にそれスリーバント失敗となります。
結局得点することはできませんでしたが、緊張感ある攻防が続きます。
5回、6回と両チームとも無得点に終わり、迎える最終回の守り。 規定により延長が無いため、守りきれば後攻めの午前様が優位に立ちます。 米原打線も下位打線ながら勝負どころと攻めに来ます。 先頭打者に四球を与えてしまいますが、後続2者を内野フライに打ち取り二死1塁。 ここからレフト前に安打を打たれ二死1、2塁と、スコアリングポジションにランナーを抱えてしまいます。
1打失点の場面で、米原1番打者に打順が回り、今日一番の勝負どころとなります。 カウント2ボール2ストライクから水巻投手の渾身の一球は、打者に空を切らせ三振に打ち取ります。
攻める最終回。1点入ればサヨナラになる午前様は、一死から金嶋選手が四球で出塁し、 3番江川選手の当たりはセカンドのエラーを呼び込み、一死1、2塁のチャンスでクリーンナップを迎えます。
4番永原ゆ選手の打球は、ショート正面となり併殺を狙われますが永原ゆ選手の足が勝り二死1、3塁。 迎えるバッターは、同点打を放った山本選手。 サヨナラの期待がかかります。
放った打球は、レフト方面に上がり、下がり気味のレフトの前に落ちればサヨナラでしたが、ここは堅牢な米原守備陣がしっかり押さえ2-2の同点で試合を終えます。
大会規定により、じゃんけんで勝敗を決することになります。 朝間野球でのジャンケンは、2010年以来となり、くしくも同じ相手の米原商事とのジャンケン対決となります。
時間がないこともあり、9人同時にじゃんけんとなります。 どっちが勝ったか審判が数え、米原商事3勝に対し、午前様6勝。 ジャンケンにはとにかく弱かった午前様ですが、大一番で勝利しV2に向けて決勝戦にコマを進めました。
最後はじゃんけんで勝利。午前様ナイン
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長久 24 |
山本 10 |
水巻18 |
強豪米原と互角の勝負を展開。午前様ナイン
![]() 絶妙のバントヒット |
![]() 今日の外野は全員砺波工業OB |
![]() コーチボックスから指示 |
![]() 戦況を見つめる |
![]() 堅い守りで投手をバックアップ |
![]() 狙い澄ました長打 |
![]() 広い守備エリアで米原打線封じ |
![]() 左強打者の多い米原打線に備え、 |
![]() 大一番にベテランで唯一参戦 |
![]() 決勝の舞台での快音を期待 |
![]() 本日は午前様の投手2枚看板が控える豪華布陣 長森選手 |
![]() ベンチの層もかなり厚い参加人数でした |
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中部日本大会出場の映像
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※規定により抽選による勝利
投 手 水巻
捕 手 山本
本塁打 山本
二塁打 水巻