国体記念ナイター決勝戦の結果

8/3(対 砺波市立総合病院)

午前様国体記念ナイター2連覇!
砂河選手3安打で病院を粉砕!

胴上げされる永原監督

3安打猛打賞 MVP砂河選手

長久選手、永原監督、

永原ゆ選手、原田選手、長森投手

西田選手、砂河選手

砂河選手、長久選手


猛暑日が続く8月、甲子園大会が始まる直前に、国体記念ナイター決勝戦が行われました。 相手は、午前様の好敵手砺波市総合病院。 両チームとも本大会優勝経験のあるいわば常連同士の対戦です。

■試合前

午前様ナインは、念入りにアップを行い、永原監督のノックで、調整を行います


■初回表(守り)

先発長森選手

苦しい中アウトを取る中澤選手

V2のかかった大一番での先発は、先日のパナソニック戦で好リリーフを見せた長森選手です。
しかし、猛暑と湿度の高さから、立ち上がり制球が定まらず四球を連発、ワイルドピッチで、一死2、3塁のピンチを迎えます。
ここで迎えるバッターは、病院4番。初回から勝負所です。
放たれた打球はピッチャーゴロでしたが、ホームへの送球がそれバックネットまで球が転がり、その間に2者ホームインされてしまいます。
打った打者も3塁に到達し、病院チームが先制点をもぎ取ります。

なおも一死3塁とピンチが続きます。
次の打者は病院5番。放たれた打球は深めのショートゴロとなり、ファーストへ送球の間に3塁ランナーがホームインし、この回痛恨の3失点を喫してしまいます。


■初回裏(攻め)

ベンチ前で声を掛け合う午前様ナイン

3塁ボックスからサインを出す永原監督

四球を選び追撃の出塁 中澤選手

チームが苦しい時の4番の一振り 永原ゆ選手

いきなりビハインドとなった初回裏の攻撃。 午前様ナインは、いつもと同様円陣を組み、声を出していきます。 しかしながら、まだ初回とはいえ、病院へ向いた流れを取り戻すのに、午前様は何とか1点は返したいところです。

一死からベテラン中澤選手が四球を選び出塁します。 次の打者が打ち取られて二死1塁で迎えるバッターは4番永原ゆ選手。

1塁の中澤選手がスタートをきり、 カウント2ナッシングから狙い打った打球は、ライト線右中間を抜け、結果エンドランとなり中澤選手がホームインし、4番の一振りで1点を返します。

点を取られた後に、取り返せたことが、この後の流れを午前様に大きく引き寄せます。


■2回表(守り)

2塁強襲打をさばく森田選手

捕球する長久選手

立ち上がりを攻め込まれた長森投手ですが、その持ち味はマウンドでの冷静さ。 4番が点を返したこともあり、2回以降は力強い投球で病院打線を封じます。

病院先頭打者に、2塁への強烈な打球を放たれますが、森田選手が俊敏に反応し仕留めます。 このプレイが午前様の守備のリズムを取り戻すきっかけとなり、後続を簡単に打ち取ります。

流れを作るプレイにガッツポーズする森田選手(左)内野フライをさばく中澤選手(右)


■2回裏(攻め)

追撃の口火を切った森田選手

攻める2回は、午前様にとってビックイニングとなります。
先頭は、先ほど好守を見せた森田選手。ライト前に打球を運び出塁します。
永原監督からの盗塁のサインで盗塁を試みますが、惜しくもアウトとなり、一死ランナーなしとなります。

大事な局面での安打 原田選手

反撃の目をつぶされた感がありましたが、今日の午前様は、攻撃に勢いがありました。
続く打者は、先日のパナソニック戦で逆転打を放った原田選手。
鋭いスイングから放たれた打球は、三遊間を抜き、出塁します。

相手チームの裏をかく、永原監督からの盗塁のサインに応え、盗塁を決め一死2塁。
得点圏にランナーを進めることに成功します。

セーフのジェスチャー 原田選手(左) 盗塁を決めた西田選手(右)

続く打者が内野ゴロの間に、原田選手が3塁へ進塁し、二死3塁となります。
迎えるバッターは、ストイックなベテラン西田選手。
放った打球は3塁ゴロでしたが、執念でエラーを呼び込み出塁しこの間に3塁原田選手がホームインし1点差に詰め寄ります。
すかさず盗塁を決め二死2塁と得点圏に進塁します。

大事な局面での同点打 砂河選手(左) ホームを駆け抜ける西田選手(右)

ここで迎えるバッターは、得点圏で勝負強い砂河選手。
カウント2ストライク1ボールから狙い打った打球は、右中間を抜く2塁打。
この間に2塁の西田選手がホームインし、わずか2回で同点に追いつきます。


■3回表(守り)

守る3回の表は、病院先頭打者に2塁打を放たれますが、後続を長森投手の快投で抑えます。


■3回裏(攻め)

エラーを呼び込み出塁 永原ゆ選手

エラーを呼び込む打撃で逆転 山本選手

攻める3回の裏は、一死から永原ゆ選手が相手のエラーで2塁に進塁すると、続く5番山本選手の打球も、ショートへのゴロでしたが、悪送球を呼び込みその間に2塁永原ゆ選手がホームインし、午前様が逆転します。


■4回表(守り)

ピッチャーゴロをさばく長森投手

とんとん拍子で逆転し、試合の後半に強い長森投手は、その真骨頂を発揮し、病院打線を三者凡退(うち2三振)に仕留めます。


■4回裏(攻め)

逆転に成功しチームに勢いをつける永原監督

打でも活躍 長森投手

逆転に成功し、攻める4回裏は、永原監督から「この回からは王道野球でいくぞ!」と激が飛び、午前様ナインは呼応するかのように、猛攻を見せます。

先頭長森投手が内野安打で出塁すると、続く打者、西田選手は四球で出塁し、無死1、2塁のチャンスを迎えます。

ここで迎えるバッターは、砂河選手。ネクストボックスで何やら集中している様子がうかがえました。 砂河選手は初球セーフティーバントを決め自らもセーフになり、無死満塁の大チャンスメイクに成功します。

一死となり続く打者は、「デットボールアーティスト」の異名をもつ長久選手。 この局面で、おいしく発動し、死球で1点もらいます。

二死となり、山本選手の打席は四球となりますが、そのボールを病院キャッチャーが後逸し、その間に2塁ランナーの西田選手までもホームインしこの回ツキのあるビックイニング3得点を挙げ、病院を突き放します。

集中し、セーフティーバントでビックチャンスアシスト 砂河選手

だめ押しのパスボール


■5回表(守り)

守る5回表、流れは完全に午前様に向いており、気温もかなり暑い状況でしたが、苦しさを表情に出さない長森投手うの熱投と、それを盛り立て盛り立てるバックの守備で病院打線を3者凡退に打ち取ります。

テンポの良い守備森田選手(左) 声をかける長久選手(右)

いぶし銀の守備で盛り立てる中澤選手


■5回裏(攻め)

本日3安打目 砂河選手

攻める5回裏は二死から西田選手がレフトのエラーで出塁し、すかさず盗塁を決め、二死2塁と得点圏に進塁します。

迎えるバッターは、本日かなり勢いのある砂河選手。
2ボールから放った打球は、右中間に転がり、2塁打となります。
2塁ランナーの西田選手は、ホームを狙いますが、病院レフトの好返球によりアウトとなります。

もともと午前様クラブというチームは、どんなに弱い時期であっても、勢いに乗り、王道モードに入ると実力以上の力が発揮されるチームで、 すでに王道モードとなっているこの試合では、果敢に攻めることこそ勝利への近道でした。


■6回表(守り)

本日の三遊間は渋さを発揮する守り。中澤選手、原田選手

守る6回表は、先頭打者にセンター前に運ばれますが、すかさず盗塁してきたところを、山本捕手が刺し結果3者凡退で打ち取ります。


■6回裏(攻め)

代打で出場 中越選手

攻める6回裏は、中越選手が代打にで、アウトにはなりましたが、手を緩めない全力疾走で1塁を駆け抜けるプレーを見せます。


■最終回表(守り)

今日は相手チーム 澤木選手

ショートで胴上げを狙う 中越選手

ボールに飛びつく西田選手

そして守る最終回。 有償2連覇まであとアウトカウント3つとなります。 病院先頭打者は、午前様の牽引者でもある澤木選手。 チームメイトであるからこそ、手を抜かれることはありません。

澤木選手の放った打球は、本日好プレーの続く森田選手の前に転がり、まずは1アウト。

ところが、ここから病院の猛反撃が始まります。
続く打者はセカンドとライトの中間ぐらいに落ちる打球を放ち、西田選手が必死に飛びつきますがあと一歩届かず、出塁を許してしまいます。
そこから1点を返され、一死3塁のピンチを迎えます。
午前様は、3塁ランナーはホームインされてもアウトカウントを取りたいところです。

病院打者の放った打球は、センターとライトの間に確実に落ちる球でしたが、名手砂河選手にとっては、守備範囲内でした。 スーパーキャッチで捕球するとすかさずバックホームをかけます。

ホームへの返球はわずかにランナーの方が早くホームインされてしまいますが、この場面で2アウトにできたプレイは値千金です。


優勝へ王手をかけるスーパーキャッチ

このプレーで何度もチームのピンチを救ってきた砂河選手

最後の打者を三振に打ち取り胴上げ投手となった長森投手

2アウトとなり、ランナーなし。あとアウトカウント1つとなりますが、病院打者が執念で出塁します。
得点差は2点差。次の打者がホームインすれば同点に追いつかれます。
優勝を決める一戦にふさわしい試合となった最終回。
ここまで来ると執念の勝る方が勝つように思えます。

午前様ナインにプレッシャーがかかる中、最後まで冷静な長森投手のウイニングボールは、ストレートまっすぐでした。 最後の打者を三振に打ち取り、午前様クラブが2連覇を勝ち取りました。


■閉会式

整列する午前様ナイン

表彰状を受け取る永原監督(左) トロフィーを受け取る中澤選手(右)

表彰状を受け取る山本選手(左) 優勝カップを受け取る西田選手(右)

準優勝 砺波市立総合病院

恒例の記念写真

やはり手ごわかった病院選手のみなさん


■祝勝会

優勝の間隙をそのままに、すぐさま祝勝会で盛り上がりました。

乾杯する午前様ナイン

アステラス戦監督賞 長森選手(左) パナソニック戦監督賞 原田選手(右)

決勝 病院戦 監督賞 砂河選手

■試合情報
日付 2012年8月3日(金)
球場 チューリップスタジアム
大会名 国体記念ナイター
対戦相手 砺波市立総合病院
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9
砺波市立総合病院    
午前様クラブ ×    

投 手 長森

捕 手 山本

二塁打 永原ゆ、砂河

打順 位置 選手 打席数 打数 安打 打点 四死球 犠打 盗塁 三振
1 8 砂河 4 4 3 1     1  
2 6 中澤 3 2     1     1
  6 中越 1 1            
3 3 長久 4 3   1 1      
4 7 永原ゆ 4 4 1 1       1
5 2 山本 3 2   3 1   2  
6 4 森田 3 3 1          
7 5 原田 3 3 1       1 1
8 1 長森 3 3 1          
9 9 西田 3 2   1     2  
  控え 永原                
  控え                
  控え 小幡                
  控え 河原                
                     

今日のヒット

永原ゆ 9
■1回:
二塁打(左中間)
(打点1)

森田 5
■2回:
ライト前ヒット

原田 4
■2回:
レフト前ヒット

砂河 2
■2回:
二塁打(左中間)
(打点1)
■4回:
内野安打(セーフティー)
■5回:
レフト前ヒット

     

長森 20
■4回:
内野安打

     

今日のおまけ

胴上げ時の一コマ。

中部日本大会出場の映像

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