堂々の逆転決勝打 原田選手
オリンピックでにぎわう、真夏の熱帯夜が続く8月の初日、夏の恒例国体記念ナイター1回戦が行われました。
午前様は本大会2度優勝しており、本年は2連覇がかかった大事な大会です。
相手は、午前様と5分の勝負を繰り広げるパナソニック砺波。
午前様とは相性が良いチームですが、過去の対戦では主導権を握り、試合の流れを呼び込んだ側が勝っているため、午前様としては早々に主導権を取りたいところです。
本日は、監督、ヘッドコーチ共に不在のため、午前様の若手のみでの試合となりました。
先発は、過去の国体記念ナイターで胴上げ投手の経験もある吉川投手。
若手中心のナインのなかで、西田選手と共にストイックなベテランが頑張ります。
守る初回表は、レフト前に安打を浴びますが、後続を打ち取り、吉川投手は上々の立ち上がりを見せます。
攻める初回裏は、2番金嶋選手、3番長久選手が連続四球で出塁すると、最近の午前様の特徴である機動力をフルに生かし、盗塁を決め一死2、3塁のチャンスメイクに成功します。 そして迎えるバッターは4番永原ゆ選手。ところがパスボールで3塁ランナーの金嶋選手がなんなくホームインし、ノーヒットで先制点をあげます。
守る2回表。先制点を挙げた午前様でしたが、監督、ヘッドコーチ不在のつけが表面化します。 パナソニック先頭打者に右中間に運ばれると、次の打者は送りバントを仕掛けてきますが、送球が乱れ、その間に2塁ランナーがホームインし、バントした打者も2塁へ進塁され、いきなり追いつかれてしまいます。 続く打者もバントを仕掛け、内野安打となり、無死1、3塁とピンチを迎えます。 迎える打者は、パナソニック8番。放った打球は内野ゴロでしたが、その間に三塁ランナーがホームインし、いとも簡単に逆転されてしまいます。
流れをいきなりもぎ取られた午前様ナインに、嫌な空気が流れます。
攻める2回の裏は、そのいやな空気を払しょくできず、無得点に終わります。
逆転打に沸く午前様ナイン
守る3回表は、パナソニック先頭打者に二塁打を放たれ、いきなりピンチを迎えます。
続く打者にライト前に運ばれ、不運なエラーも重なり、痛恨のだめ押し点を献上してしまいます。
後続をなんとか3人で打ち取り、この回1失点で切り抜けますが、流れは完全にパナソニック砺波に向いてしまいます。
かつてアテネオリンピックで、野球日本代表は、監督不在で挑みましたが、監督不在で勝てるほど野球は甘くなく、金メダル確実と言われながら銅メダルで終わりました。
午前様ナインにも、その不安がよぎります。
しかし、ここから午前様の底力が発揮されます。 攻める3回裏は、先頭砂河選手が四球、盗塁で無死2塁のチャンスメイクに成功すると、 2番金嶋選手が勝負強いバッティングで、左中間に運び、1、2番で1点を返します。
続く3番長久選手が四球で出塁し、4番永原ゆ選手がレフト前に運び無死満塁とチャンスが続きます。 迎えるバッターは、午前様リーディングヒッター江川選手。放った打球はセカンドゴロでしたが、悪送球を呼び込み、3塁ランナーの金嶋選手がホームインし同点に追いつき、なおも無死満塁のビックチャンスを迎えます。
このチャンスに迎えるバッターは、先日のGリーグの試合で、4番で結果を残した原田選手。
放った打球は、右中間を抜き、走者一掃の2塁打で奇跡の逆転に成功します。
パーフェクトリリーフ 長森選手
負けの不安がよぎっていた午前様でしたが、原田選手の一振りで一気に流れを呼び戻し、4回表から長森投手がリリーフします。
長森投手は快投乱麻のごとくパナソニック打線を打ち取り、逆転した後の守りを完璧に抑え、完全に流れをものにします。
攻める4回裏は、2アウトから、3番長久選手がレフト前ヒットで出塁すると、牽制球の悪送球で一気に3塁を陥れます。 2死3塁の状態からラッキーなパスボールで今度は、午前様がだめ押し点を入れます。 続く4番永原ゆ選手が死球で出塁すると、三度パスボールで一気にホームを陥れ、相手のミスでだめ押し2点をもぎ取ります。
ここまで来ると、午前様の勝ちパターンとなり、守る最終回は、長森投手がパナソニック主軸をきっちり抑え、国体記念ナイター決勝にコマを進めました。
しかしながら、勝つには勝った試合ですが、午前様クラブは、フィールドに立つ若手と、ベンチに控えるベテランがいることで強さを発揮するチームであることを強く認識した試合となりました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
金嶋 19 |
永原ゆ 9 |
原田 4 |
長久 22 |
![]() |
|||
長森 20 |
![]() スタメンマスクで奮戦 |
![]()
先発のマウンドに立つ |
![]()
本日は5番に昇格。1打点 |
![]() 3回に反撃の突破口 |
![]()
何気に同級生午前様フォーティズ |
![]() 逆転、だめ押しされた後の逆転。 |
![]() |
中部日本大会出場の映像
Copyright© Gozensama Club. All Right Reserved.
投 手 吉川-長森(4回)
捕 手 金嶋ー山本(4回)
二塁打 原田